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前門の狼

総毛立つほど緊張を強いられる時期をようやく通り抜け
すこーし平常に近づいてきました。

ちょっとほっとして
昨晩はぐっすり眠りました。

まだプチのお宝、手つかずなので
これからゆーっくり…と夢想してるだけでも楽しい。

5月3日のスパコミ(黄昏博物館さんと合同サークル)あわせに
久しぶりに薄い書下ろしでも…と(気持ちだけはある)。
印刷所さんの方で確認してみたら
早期割引は3月末とか4月上旬とか――。

表紙絵も中身の構想も何もないのでこれは無茶。
早期は諦めて通常でよろしい
「参加することに意義がある」路線でのほほんとスケジュール組みます。



ところで、よく
「歌をつくるときは歌詞が先? メロディが先?」みたいにありますけど
創作に関しては、みなさんそれぞれにお作法がありますよね。

SSなら「ストーリーが先? シーン先行?」とか
お絵かきなら「眼から描く? 輪郭線から描く?」とか
紙媒体の本だと「表紙が先? 中味が先?」とか…


某サークルさんは絵師様と書き手様が別で、
この間は表紙が先だったみたいなので
すごく新鮮な気持ちで制作の気配を肌で感じて(直接見てたわけでもないけど、それがまたチラリズムで…)楽しませていただいたりしました。

(さりげなく絵師様募集。← )

さて
ちなみに、私のSSの場合は
ストーリーのアウトラインが大まかに浮かんでから書く時もあるし
ある一シーンが先の時もあるし
先に筋書きを仕上げて後から肉づけ(修飾やシーンや会話の挿入)するときもあるし
時には行き当たりばったりで書いてるときもあれば
かなりガッチガチに先が見えてて出力に専念する時もあります。
――こうしてみると、その場その場でのノリみたいです。


お絵かきは
頬からあごにかけての輪郭、(目、眉、鼻*)、口、前髪、耳、髪の毛…の順? *の辺りは絵によって順不同だったり…じゃないかなあ、です。あれ、でも。アンパンマンの場合は、
顔の輪郭、鼻、ほっぺの輪郭、口、目、眉…だわ?!

…まあ大概どうでもよいです。

みなさんは、お絵かきするとき
どんな順番で描きますか?


そうそう。
数名の方からお尋ねがありました
カボチャの話。
そのうち書きますね。
あれは最後まで書きたいです。

お話のアウトラインは頭の中のどっか隅っこに居たので、完結を私も見たい。
ただ、それをいぶり出して狩るためには
カボチャの妄想で頭を一杯いっぱい、ヒタヒタまで満たしてやらないといけません。
また時が来たら、もう一回、最初っから読み直してきます←


まだしばらく調子でないかもしれませんけど
筆を持つリハビリ期間で
ときどき書くように頑張ります(笑



【陛下の気分ねつ造】【微糖】【ネタバレ注意※】
2015年LaLa5月号 第69話のネタバを含みますので
コミックス派の方はご注意下さい。

* * * * * * * *
前門の狼
* * * * * * * *

壁についた手に匿われ
黎翔の身体と壁の間に彼女は居た。

趙弼『評史』に曰く「前門の虎後門の狼」のごとき様相を呈し
夕鈴は壁に背後の退路を断たれ、長身の狼王に前門を塞がれていた。

上空から端正な王の顔が覆いかぶさる。
狭い過密な空間は圧縮したように熱気が高まるばかり。

黎翔は彼女の見開いた瞳を覗きこみ
うっとりと笑いを浮かべた。

紡がれるのは甘い甘い言葉。
耳元でささやかれ、夕鈴はクラクラとパニックに陥った。

「陛下っ! お仕事途中でしょ?
早くお戻りください!」

必至で追い詰められた兎は、狼の身体を押し戻す。

「これほど君と離れがたいと思っているのに…」
切ない声を聴けば、グラグラと理性を揺すぶられるばかり。

「――君は私と同じようには思ってくれていないのか?」

そんなわけ…
そんなわけ、ないでしょ!?

でも
立場とか対面とか
お仕事とかちゃんと果たしてこその――

真面目な彼女にすれば、
プライベートと仕事はきっちり切り離したい事柄。

ところが王様ときたら
生活のすべてが王様で
どこからが仕事でどこからがプライベートなのか
彼にそんな選択肢はなかった。

だから彼は
妃を愛することだってきっちりと『お仕事』なのだ。

だが、愛しい妃が一杯いっぱいで困惑するその様子を十分楽しめば
まだまだ引いて、そんな時をいとおしみたいという気にもなる。


ようやく手に入れた臨界的な存在…彼女は自分にとって特別な存在だから

身体的に生じる原始的な欲などで
せっかく彼女がみせてくれる、私への愛情表現の…これら連続的なプロセスを一つ一つ楽しむチャンスを失いたくもない。


そう思いながらも一方で

私への嘘偽りない愛を
晴れて口にできることに戸惑い恥じらう君が可愛らしすぎて
ついつい我慢の限界も超えてしまう時だってある。

君を捕まえて
口づける。

「…これくらいは許してくれ」

真っ赤になって君は呆然と私を見つめる。

うん。

頑張って、行ってくる。

君が居るから、頑張れる。

行ってくる
愛しの君、君が待っていてくれるから。

笑って後にする。


* * * *


その日の李順の説教は長くて
あれは、実にめんどくさかった。

結局その後たいした時間は残されていなかった。

私は彼女を抱きしめようとして
断られ
また仕事へと送り出されそうになって、少し慌てた。

「…ダメなの?」
と聞くと

「きゅ、急にそんなされても
ふわっふわで
私。心の準備ができないから
どうしたらいいのか…」

「へ?」

「だから。急にチュッとか――」

「僕がチュってしたら、嫌?」

夕鈴は慌ててブンブンと首を振った
「い、嫌じゃ――」

「じゃ、してもいい?」

「あっ、あのっ…!!」

彼女がしがみつくので、
抱きしめた。

そうしたら、あわあわと
真っ赤になった彼女は私の胸を押し返した。

「そ、その…っ!
ごめんなさいっ!
急に抱きついて――」

バクバクと心臓を高鳴らせる彼女が可愛すぎて
ぎゅうぎゅう抱きしめた。

「陛下…
私、陛下が好きすぎて
幸せすぎて
どうしたらいいか、分かりません!」

泣きそうになって彼女がこぼすから
私は涙が出そうなくらい笑った。

「夕鈴。
それって
ぎゅむーってするのと
チュってするの
どっちが先がいい?って
相談されてるってこと?」



やりすぎないけど

それはそれ。
これはこれ。


*
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コソッとお邪魔します

病院の長い長~い待ち時間に、フラフラとこちら本宮にまで入り込んで来ました。
ご無沙汰しております。
Fullむんっでございます。
サークル本増刊号、もう少しですね!しかもコミックの発売日も!

只今、職場が戦争状態でして(製造業です)只でさえ例年この時期は大忙しなのに、12日にお嫁に行った子達が先方に着く前にお色直しに帰って来ちゃって、お直ししたり次の分作ったり仕様を変えたりで大騒ぎしてます。ついでに今週末から息子の学校行事が毎週続くンですって?!
と、だらだら愚痴ってしまいました。流して下さいスミマセンm(_ _)m


絵を描く時、お話を書くときナニから始める?って所で
以前 永六輔氏がこんな話をされていました。
「(歌)詞を書くとき、曲が先ですか?詩が先ですか?ってよく聞かれるけど、ボクの場合は『相手次第』 有名なトコだと『上を向いて歩こう』は中村八大さんの曲だけど、中村さんは元々ジャズメンだから、詩が有ると曲が書けない。だからまず曲ありき。そこで『コレはどんな気分の曲?』『歩きたい曲』とか『楽しくて?それとものんびり?』『悲しい時』とか中村さんの作曲した時の心情何かを探りながら、二人で言葉のキャッチボールしながら書いた歌。対して『見上げてごらん夜の星を』の作曲はいずみたくさんでしょ。いずみさんは歌謡曲畑の人だから、詩が無いと曲が書けない人だった。」そうです。因みに詩先行の場合、とにかく当時の世相だとか何だで下ばっかり見てて、上を向かなきゃって時に出来たのが『見上げごらん~』で、何もかも全部ほっぽってどっか行っちゃいたい!って時に出来たのが『遠くに行きたい』だったそうです(;^_^A


ん~まだまだ待ちみたいですが、しょーもない時間潰しに失礼しました。午後のお仕事頑張って下さい。私も午後から会社行く予定なんだけどなぁ…

わあ、ありがとうございますー Re: コソッとお邪魔します

Fullさま、
お久しぶりにございます
本宮久しぶりに入りました(笑
お昼休みもなんだか埋もれてますけど午後のお仕事頑張ります
サークル本、刷り上がってきたようです、私のとこまではまだ届いていないのですけど
頒布班さんの方に入荷して、配本作業進んでいる模様デス。
むんっふるさま(ギョーカイ風?わっふるみたいな感じですネー笑)
いつもありがとうございます^^
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Author:おりざ
秘密の苑・刺青の男[織座舎]陛下の花園へようこそ。”狼陛下の花嫁”の二次創作作品を綴っています。足跡などお気軽に残していただければ嬉しいです。【新刊】秘密の苑・刺青の男パラレルアンソロジーパラレルアンソロジーとらさんで取扱。【お詫び】拍手コメ御礼お休み中です。本当に申し訳ありません。お返事ご希望分はコメント欄へm(_ _)m

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・二次創作の場です。
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