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[あとがき]忘却の岸辺

「忘却の岸辺」は
ずっと二人が離れ離れで焦れ焦れ(20話中、二人が直接会えたのは19話の後半って)、
暗くて湿っぽいお話だったにもかかわらず
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

(せつないのが書きたいといっても、限度があろう!と
怒らないでやってください)

さる筋からですね
「夕鈴さんに、もっと拗ねてもバチあたらないよ」って
(私にとっては)よい反応のご感想をいただけて嬉しい。


へこんだまま、受け入れて
それでも前向ける夕鈴は偉いなーって。
思いながら。

自分もリアルで落ち込むことがあったりもした時期だったので
そんなこともオーバーラップしながら
20話、完アップするのに約2か月かかってしまいました。
いろいろ焦らしてしまったら、本当にすみません。

基本、私は悲恋あまり書かないものだから※ ←
「最後になんとか幸せになってくれるだろう」とご想像(ご期待)の読者の皆様 ←

せつないばっかりのパート(ここがほぼ9割以上)を
毎回「大丈夫?」「えーん、でも続き待ちます」と
我慢強く気丈にお待ちいただけたおかげで、なんとかお二人を幸せにすることができました ←

10割悲恋だったら、わたしも書く気力が萎えてしまうところでした ←←←

※たぶん、悲恋を書いたのはリクエストいただいて書いた短編(短編集(1)に収録の「還らずの時」という作品)だけと思います。
自分で忘れているだけかもしれません
もし他に悲恋書いていたら、教えてください ←?? 

<追記> 単行本「てすさびの総集編」に書き下ろした若かりしリーリー初恋の物語「流花」も悲恋でした。


なにはともあれ
最後までお付き合いくださり
本当にありがとうございましたm(_ _)m




さて、
ここからは、徒然日記です

私事ですが、
連載を書いている式に入っているときは
たぶん四六時中どこかひっかかっていて集中して詰まってるのですが、終わるとすぐに忘れてしまう。
ちょっと前の作品でも、すごく新鮮な気持ちで読めるのですよ
(単なるボケなのか、それともやっぱり小人さんが書いてくれてるのか)


作品の中に全部込めるのが筋で、
感想とか、あとがきとかは蛇足ですけど

作品の中には書けない舞台裏みたいなものもあるので
あとから読み返すことがあったとき、
『ああ、そういえば、そうだったっけ』と思いだせるように
忘れない内に書き留めておきます。





最初、読み切りで書いた「忘却の岸辺」を書く前は
あくまで短編読み切りSSのつもりで筆をとったのですが
書き終えた時点で
もう少し続けてみようか(みたいな)というのは(実は)ありました。

ただ、
すごく暗いお話で、どうかな、と踏みとどまっていたところ

すぐコメントで「続きが読みたい」というお声もいただけたので
連載してみようと踏ん切りました。

「君の名は」的なチョイとばかりレトロなすれ違い純愛焦れ焦れをイメージしていたので
最初の段階から陛下と夕鈴の二人が再開するのは最後の最後、クライマックスまでないなー
でもきっと、読み手さんに怒られるなー、と。

それで、どこまで引っ張れるかなー
なんて意味ではチャレンジングな作品でした(←?)





そもそも
陛下の「忘れてしまえ」の一言が切なすぎて。


忘れたいことだけ忘れさせる
そんな便利に忘れてしまう薬とかあるのかな、と
調べてみるとまあ、そういう薬効成分というものも無くはないようで

――そんなあたりを考えていて、連載になってしまったのです。


ただ、忘れさせるメカニズムについてはなんとなくウラがとれたので書き始めたものの
『忘れさせる薬』については、嘘八百です。
決してご自身で試そうとかはなさらないでください(笑

激痛を伴う、とか
忘れることが一か八か、とか
忘れたことを再生できるか、とか
そのあたりは、完全なるねつ造設定ですからね。

『コーヒー飲んであたまがすっきりする』みたいな
そんな一時的な効力ならよかったんですけど、それではお話にならないので、ごめんなさい。


アナログの情報記録媒体では
消去したデータでも、場合によっては復旧できることがあるので
黎翔さんの記憶のサルベージできればな、と思っていました。


お母様との過去のトラウマが引き金で
じつは薬を用いて消去した夕鈴という存在以外のことについても
彼は心に蓋をして忘れていたことがあって

それが、首筋の縄の痕という
一番象徴的な現象を目の当たりにしたことで
過去の辛い記憶が暴走しはじめ脳内に痕跡として残されていた記憶情報が再生し始めた、という、そんなイメージで受け止めていただければな、と思っています。


自分は、幸せになんか、なってはいけないという『呪縛』と
『大事な存在だから、隠したかった』
だから徹底的に、自分の記憶からも抹消するという念の入れよう。

(スパイの、アレですね。
ほら、拷問を受けた時に、万が一自白剤を打たれても漏らさないように、本当に大切な秘密は自らを封印するとか…その手の?)


黎翔さんも
その母上もたぶん同じで

その思いが強すぎた悲劇。
(あくまで捏造ですが)

夕鈴さんのバイタリティーで何とか救ってもらえましたが
普通ならオシャカでぽしゃるところです。(笑)





書き方としては、渋めのテイストで抑えめで(つもり)?

なんとなく暗い話でも
さらっと読めるように書きたいなぁ、というところはあったので

途中、三人称視点から一人称に語りを切り替えたり
モノローグも陛下の視点、夕鈴の視点とけっこう細かく入れ替えて
さりげなく新鮮さとか起伏が生まれるように心がけました。

それはゲームごとにサーブ権が変わる感じで
意識的にわざとやってるんですけど(私の長編物は、たぶんたいてい)

語りが切り替わるのは統一感がなくなるので小説のセオリーとしてはハズレなんでしょうが
登場人物一人一人の視点でカメラを切り替えるような
アンサンブル・プレイというか、グランドホテル方式とか群集劇?というのですか?
そんなあたりだと思っていただければな~と。


あとは、今回はトーンを落としたかったので
入り・抜きで遠近を付けたかった、ですね。

それで
どちらかというと陛下側の心情を掘りさげて、

女性側の夕鈴の内面は
(たぶん女性中心の)読み手様の感じてくださる”ライブな心情”を生かすために
どちらかというとあえて省いた、です。


今回の「忘却の…」では、
周りの人の言葉や考えも
物語の複線になるトコとか、ヒントになる部分だけクローズアップして
その他はあえてボンヤリ描写せず
説明とかも書きすぎないで抜いて

思考の一瞬を掘り下げて
周囲で流れる時間は速度をあげて

ドロドロはしないように
(グログロしても)

というかんじ、でしょうか…

言葉にするとなんだかすごくガッチリ考えてやってるみたいですけど
実際は、大まかな世界観というかイメージに向けて
感覚的にそういう判断をその場その場で選択してるだけで…
とくに手法とか、仕掛けとしてやってるわけではありません。

 ――ぼんやり、ですが
そんなとこは意識してたかもしれませんね、っていうくらいのお話です。


うまくいってるかどうか、わかりませんけど。





今回は、登場人物が多い。
…これは結構、厄介でした。

でもいちおう、それぞれの役割があって
そういう流れが生まれるので…

それぞれの思惑が入りこみすぎると
ストーリーに雑味が入り分かりにくくなってしまうし

無駄に長い連載は体力と気力が続かないので。

…出番以外はけっこうあっさり遠景カットしちゃいました。


夕鈴になんちゃってプロポーズした克右はどうなったの、とか。
墨を被った氾大臣の衣裳の弁償は誰がしたか、とか(きっとオシャレなあの方ですから。たいへんお高くついたのでは…?)
怪我した浩大と、方淵のその後は?とか。
水月さんの笛の錦の袋の中には本当は何が入っていたの?とか
それよりなにより、助かった後、二人で過ごしたお話は?とか――

いろいろ知りたいところはあるんですが
小人さんも精一杯でこれ以上聞きだせませんでした ←

イチャイチャがすごく少ないストイックなお話だったので
最後までストイックに
話の筋としてあえて必要なければさらっと過ぎちゃいましたね(笑




『今回は、何話狙い? 20話完結?』
と、常連さんの中にはそのあたり当てっこなさる方もいらっしゃるのですが(笑
(今回もまだ10話前後書いてるあたりでしたか? ――ね?)

はい、20話でした。ちゃんちゃん。
おめでとうございます!(笑)


でも、16で終わらせようとか狙うときもあるので
あまりプレッシャーかけないでください(爆)m(*´▽`*)ウファ






それでは
なんか、長々と失礼いたしました。(笑



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