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ラ族な陛下と池に落ちる

【パロ】【パラレル】


「狼陛下の花嫁」第11話のパロディです。
白泉社 花とゆめコミックス狼陛下の花嫁 3巻 可歌まと先生(C)

130704-01ラ族狩人陛下M
ラ族狩人陛下ですが。なにか? 



* * * * * *
ラ族な陛下と池に落ちる
* * * * * *


――――陛下は
いつもそうやって

全部を脱ぎ捨ててしまう…


「すみません…
陛下は時間の都合がつけられないそうです」

「え…」

「――― そう…ですか
で…では また後日に…」


心が痛い…


―――でも
受け入れられる可能性がないのなら

「―――いいえ
今後も難しいものと思われます」


傷はあさいうちの方が―――


「っ」

「どうしても…
ダメなのですか…?」

「ごめん…なさい…」


―――やっぱり
会わせた方が良かったの?
傷つくってわかってても―――


「…どい
ひどいです
お妃さまはそうやって
陛下や後宮を…
全部ひとり占めにするおつもりなのですか…?」

「え」

「―――少しくらい
分けてくださっても
いいじゃありませんか!」

橋の上で、ぐらつく紅珠。

「!後ろっ 危ない」

夕鈴は紅珠の手を引き、身代わりとなって自分が橋から下へ…

バシャアアアアン!

蒼白になり、橋の下を覗き込む紅珠
「お妃さま!?
だ、誰かっ

お妃さまが…!」

「!!」


その時、水音が。


ザン!!

たなびく王の衣類。ふさぁ…と池の岸に落ちるまえに…
黎翔は池に飛び込んだ。


「―――大丈夫か 夕鈴」

げほっ げほっ


「へ 陛下…!?
なんで…

裸なんですか~~~!?

これはどういうことですかっ

状況を説明してくださいっ!」


池におちたことよりも
裸の陛下に抱きしめられた状況にパニックをおこしかけ
狼陛下を怒鳴りつける妃。


妃にどなりつけられ、一瞬ひるむ狼陛下。
この怒りをどこにむけたら…と
橋の上を振り返り…

「氾紅珠! なにをしているっ!」
と怒鳴りつける。



紅珠は急ぎ懐から巻物を取り出し
お二人の様子を描写中であった。 

下手なりに彼女が素描したスケッチも付いていた。

夕鈴の気遣いをよそに、
ラ族な陛下を受け入れる気満々の紅珠であった。



陛下は目が点になった。

そこにたたみかけるように妃の怒鳴り声が…


「陛下っ 

どれだけ心臓に悪いんですかっ!!

おちおち池にも落ちられません!」


(おちおち落ちられない、
…それはすばらしいオチですわね)

オヤジギャグがお好きな紅珠は
妃の怒鳴り声を、採用した。



(おしまい)

130705-012ラ族ことはじめ

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SSS ラ族ことはじめ

夏です。今日は蒸し暑いです。

お家に帰ると、仕事着を一刻も早く脱いで、
シャワーの一つも浴びたいというものです。
(私はラ族ではありませんが)


小学生男児(ムスコ)の足もむんむんとにおいます。
即刻足をあらってもらいたいものです。

短いSSSを一つ。
【パロ】【パラレル陛下】【ラ族】

パラレル星にお住いのラ族陛下のシリーズが定着しつつあります。
苦手な方はご無理なさいませんよう…。


* * * * * *
ラ族ことはじめ
* * * * * *


「…どうして、ヘーカは ラ族なんですか?」

「え?」

「だから、どうしてすぐお脱ぎになるんでしょう」

「えっ?! 
…みんな一人の時は、普通に脱がない?」

「脱ぎませんよ!?」

「ゆーりんは、恥ずかしがり屋の女の子だから…
でもきっと、オトコはふつう…」

「オトコも普通は脱ぎません!」

「そうなの? …知らなかった…


だって、小さい頃から。

衣類は自分で着るものではないって

女官や宦官が来るまで。
着せてもらえないから…。

いつも、そのまんまいたけどなぁ…?


せっかく珍しく自分で着ても、
昨日は××だから、これを着ろ、といったのに
今日はそっちのです、と二度手間になったり。

何か一つ終ると、脱がされて
こんどはあっちを着ろって…

だから、結局さ、素っ裸でいるのが
一番効率が良かったっていうのもあるかも。

もちろん、オンとオフはきちんと心得てるよ?

身支度をしっかり整えて威厳を保つのも、
義務だからね!」


夕鈴は、子どもの頃放任されたという黎翔のちょっぴり悲しい(?)過去を
聞いてしまってよかったのかどうか…けっこう悩んでしまった。

それで、つい。

「…わたしは、いつでも、陛下の味方ですよ。
一緒にいますからね」
と、
陛下をギュッと抱きしめてつぶやいてしまった。


「わーい。じゃあ、もう、脱いでいーんだねー?^^」

黎翔は即座に脱いで、
フンドシ一丁の陛下にドキドキさせられる夕鈴。

「おひざ抱っこだけは却下です!!」

「どうして? 今のいままで
文句言わずおひざ抱っこされてたのに…?」


こうして、
今日も二人の夜は更けてゆくのであった。





(おしまい)


*

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SSS 狩人ことはじめ

今日は朝一で大事なミーティング
昨日遅く帰ってからの資料作り
終わってほっとしましたです.
さあ、今日もお仕事頑張る。


短いSSSを一つ。
【パロ】【パラレル陛下】【狩人】【血】

流血モノに弱い方は避けていただきますよう
ご注意ください。


* * * * * * *
狩人ことはじめ
* * * * * * *

「…どうして、ヘーカは 狩人なんですか?」

「え?」

「だから、どうして何でも狩ってみえるんでしょう」

「えっ?! 
…みんな、普通に狩らない?」

「狩りませんよ!?」

「ゆーりんは、か弱い女の子だから…
でもきっと、オトコはふつう…」

「オトコも普通はそれほど狩りません!」

「そうなの? …知らなかった…

だって、小さい頃から。

女官や宦官が食べ物を持ってくるまで
お腹がすくから…

それによく盛ってあったし…」

「盛って…?」

「うん。毒とか?」

「毒!?」

「ふつー、入ってるよね?」

「入ってませんよ?! 
毒は。
ふつー。」


さらりと重たい過去の話を聞いてしまい、
ゆうりんは聞いてよかったのかどうか悩んでしまった。

「じゃ、じゃあ。
また。
わたし、頑張ってお料理しますね!」


「うん。ぼく、ゆーりんのご飯、好き!
なんといっても

あったかいし…」


「あったかい…


つかぬことをお伺いしますが。
へーか
獲った食料は
どうやって調理を?」


「え?
ナイフでさっさっさーと捌いて
で、
食べる」

「なま?」

「あー、大丈夫なやつは。
たいていね~

時間があって
火がおこせるときは
あぶるときも、あるよ?」


「な、生で
だ、大丈夫ですか…?」

「うーん。
どれがダメで、どれが大丈夫、とかは
だいたい経験でわかってる。

ときどき消化できないモノ食べちゃうと
ちょーっとお腹ゴロゴロするかな~?

でも
毒入りよりは、マシ」

あははは、と笑う子犬陛下。

(消化できないモノって…なに?
 毒よりマシって…?
 …)

血まみれで肉をすする
もののけ姫ならぬ、もののけ王…

”超肉食・陛下”を
うっかり想像してしまった夕鈴であった。

(あくまで、想像)


ちゃんちゃん。




(おしまい)


*

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SSS アニキとホーホー君

【パラレル】
恋人の日(6)、狩人陛下ワールドに住む几鍔アニキとフクロウ君のその後のショート・ショート・ストーリー。


130707 アニキとホーホー君 M



* * * * * *
アニキとホーホー君
* * * * * *



アニキがフクロウを連れて帰ってきた。

なんだか、結構、気に入ってる…

ホーホー君と、名前をつけた。


「倉庫のネズミが激減した」と
倉庫管理のおやじにも有難がられ、
賢いフクロウはすぐに几家の福の神となった。

今では『ホーホー君』は倉庫になくてはならない存在だ。

アニキ。
こんな仏頂面していながら
かなりの笑顔だと、
誰が理解していることやら…。

好きなら好きって、
素直に顔に出せば、
いいのにさぁ…


(おわり)

SSS 即断即決

すっかり夏に。

宮廷でしっかり着込んでいるあの方たちは…


【パラレル】




* * * * * *
即断即決
* * * * * *


「陛下は、黒っぽい色をいつもお召しですね。
それも重ね着して…。

…暑くないですか?」

「フツーに暑いよ?」

その返事を聞くと、夕鈴は悲しそうに
後ろを振り返った。

(お気の毒に… 
身分の高い人お方は
権威のためには、お身体を犠牲にしても、
身なりを整えていらっしゃるのね…)


夕鈴は、胸の痛む思いがした


「…お身体は、大丈夫ですか?」
と心配そうに、クルリと黎翔の方を振り向くと

…上半身、ハダカ?


「ギャー!? いつの間に?」

「え、脱いでいい、って
言いたかったんじゃないの?」


即断即決
即座にいつでもどこでも脱げる漢(おとこ)、ラ族陛下。


今日も絶好調。



ラ族陛下バンザイ\(^o^)/



(おしまい)


*

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SSSオン-オフ [日記付き]

今日も、なんだかとんでもなく多忙でした。

明日も、今日より多忙になりそうです。


夏休み。

学校、せめて半日で良いから

有料で結構ですから…。

できれば給食付きで
やってくださらないかな…と思うのでありました。

いや、学校の先生も、大変なのですよね。
はい。

すみません。
勝手なお願いを。

---

王の環の番外編も
いよいよ佳境にはいってきて
最後お話をどっちにもってゆこうか…と
いろいろい考えている間に

なんとはなしに書きはじめた
人魚姫シリーズが好調に頭の中を回りはじめ
ほんとうは
書きたくて、
書きたくて、
描きたくて。

でも、時間がない。

人魚姫のほうは、映像で浮かぶシーンが多いので
下手はヘタなりに「画」で表現できれば
それが一番早そうなのですが…

脳内を転写できる機械があればいいなぁ…

ついでに、思ったストーリーが自動的に
ブログ化してくれればいいなぁ…

(なんという手抜き!)

…などなど思う今日この頃です。



人魚姫の後半もスゴいことになりそうです…

突っ走ってよいものか?
いや、
もうパラレルで、ファン多事ーぢゃない ファンタジーだから、
どう転んでも許してくださいませ、ね。

では今日はとりあえず
お風呂入って、
寝たいなぁ…。
とおもいつつ。

明日、明日。




暑いせいでしょうか。

ミョーに陛下が脱ぐのよ…。


もし、タグに【ラ】があったら
付けまくることになりそうです。



「ラ専」の異名がつく前に。


誰か止めてください>□<;;


え? Go! Go! ですか?




【ラ】 ← さっそく、使ってみました。

ただの、陛下と李順さんの情景です。


* * * * * * *
SSS オン-オフ
* * * * * * *


今日も、暑い。

そろそろ、次の予定がはいっている時間。
国王の自室にお迎えに行く。

入り口から中に声をかける。

御簾越しに垣間見える人影から察するに

陛下は自室の机に向かって筆を持ち、
なにやら仕事をこなしているもよう。

(よろしい)と李順は心の中で思う。

拱手し国王陛下の背中から声をかける。


「陛下、お召し替えは、すみましたか?」

「李順。いや…
ああ、もうそんな時間か」

陛下はカタリと筆をおき、
ふぅとため息をひとつ

椅子から立ち上がって御簾をあげ、一歩振り返る。


( … 

お召し替え、以前の問題、でしたね… )


李順は陛下のその姿を見ると、
顔色を変えずに付け加えた。

「陛下…いくら自室でおくつろぎとはいえ…
せめて下帯(ふんどしの上品な表現)をお召しになっては?」

「あれ?
いつ、脱いだっけ?」

「…あれ、じゃありませんよ?」


「ここ(自室)は、私の城だ!
文句をいうのなら、勝手に入ってくるな!」

黎翔はすこし不機嫌になった。


「ここいら一帯、
正直に申し上げれば、まるごと国一つ

全部あなたのもの
ではありますが。

なにとぞ、すっぽんポンは…」


「…まったく

…窮屈なものだ!」


黎翔はぶーと頬を膨らませた。


李順がパチリと指を鳴らすと、
控えていた宦官が部屋にはいり、
黎翔の着替えを手伝う。

次々と衣を重ね、帯を巻き
重厚な衣裳を身に着けてゆく。

「李順。
お前はちと、堅苦しすぎる」

「あなたは、自由すぎますよ?
陛下」


「そうか?
ごくごくフツーだとおもうが…

お前が神経質すぎるのでは?」


(どこが…?!
まったく。

無自覚極まれり、ですね)

李順は、はぁ…とため息をついた。


黎翔の着替えが終わり、宦官が退く。

最後に、懐刀と脇に愛剣を挿す。

「これで、おまえは満足か?」

剣の柄に手をあて、
狼陛下の不敵な笑いを浮かべ
どうだ、とばかりに袖を広げて
李順に見せる。


「結構です。
文句ございません。

…では参りましょう」

李順は恭しく礼をする。

黎翔はまっすぐと表をあげると堂々と一歩を踏み出す。

あくまでもしなやかで、足音も立てず。
ただ衣擦れだけがサラリと室内に風を生む。

李順は無言で
敬愛すべき王の後に従っていった…。


(おしまい)

--------


えーんえーん

ラ族陛下バンザーイ\(ToT)/



*

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[日記]第48話感想・ネタバレ注意

2013年7月24日発売本誌掲載「狼陛下の花嫁 第48話」の感想。
ネタバレ含みますので、コミックス派の方はご注意ください。

毎日何をしているのか記憶にない程度の雑然とした日々を過ごしておりますが
なぜか忙殺されております。

2週間後に仕事関連の上位資格の一次試験を控えておりまして
勉強のほうが全く手つかずで今頃焦り始める今日このごろ。

重なるときには重なるものであちこちから何やら降ってわきます。
えーんえーんと言いながら
「しばらく長編モノは自粛!」と思いつつ
ポロリポロリ零れる煩悩に涙。

では、感想です。

------

季節は秋なのでしょう。
「王から与えられる甘い甘い果実」がテーマ。
夕鈴は太るのを気にしていて、
たまたま陛下の「視察に妃を連れてゆく」発言に反発した柳大臣の一言が
夕鈴に「太った」と遠回しに忠告された、と誤解を与え…という流れ。

太ったと言われたことを苦にして
くるくる運動する夕鈴がラブリー。

それを嬉しそうに観察する陛下と
バチーンと目が合って

「あ
続けて
続けて?」
と陛下が手を振るところと

激しく同様する夕鈴を
「あれー やめちゃうのかー」ざんねん…と見つめる陛下が
個人的にはすっごく可愛いかったです。

(最近乙女チック陛下を書いていたので、
本誌の絵までも乙女チックな丸い目に見えてしまう今日この頃)

が、その後の背後からでこチュには萌えました。

47号以降、何かといえばすぐチュッとする陛下。
夕鈴との間合いを詰めていますね…。
あまーい。

前回「君がいやがることならなにもしない」といいながら
押したおし、その後も地道に夕鈴の限界を調査中の狼ですから、
付け入るスキを逃さず甘々です。

「最近の夕鈴」について何か変化や気づいたことはないかときかれ

「…いつも可愛い」

と子犬アップで答える黎翔さんには困ったものです。

「やっぱり あま----い!!!」
と真っ赤になって顔を伏せる夕鈴の言葉は
理解できるのですが…


「そして全然現実が見えな--い!!!」
という発言は…

言葉通りなら、自分が気にしている
太っているか、そうでないかが
陛下の言葉では判定がつかない、ということを
憤っているわけですが

そこで陛下に爆発するということ自体

少しずつ夕鈴が王宮という贅沢な環境に馴染み
陛下が遠い存在ではなく、身近に感じて肩を並べてきたのかな…と
思いたくなるようなニュアンスを
感じてしまったのは…考えすぎでしょうか。


妃の地方視察に妃を同行させることをゴリ押しする陛下は
柳大臣を強行突破するより穏便だろうという判断で
周宰相と取引をして、周宰相に盾になってもらったわけです。

その時の周宰相の発言
「…障害は果てしなく 道は険しく」という意味深な言葉

…やっぱり宰相は夕鈴と陛下が結ばれることを
願っていてくれているということなのかしら…。


陛下が周宰相と取引してでも、
それほど無理をして、でも
妃を連れてゆこうとするのには、
何か訳があるのかしら…

「途中の収穫期の農村も見られるし」というのは
またお忍び農村ツアーの前ふり?
それとも?

「君と一緒のほうがずっと楽しい」
と優しく手を差し出す陛下のお顔
子犬でくすっと笑いながら
そのあとの、ちょっと遠いような切ないような微笑みで。

バックのに柳大臣、氾大臣、周宰相のそれぞれの表情も意味深


贅沢な果実を、夕鈴にだけ与えている、という意味で結ぶ今回のストーリー。

個人的に冷静に見ると

夕鈴、太っちゃいますよ?
(どう考えてもオーバーカロリー)



どうして陛下は視察同行を強行するのしら…

の2点なんです


浩大が
「狼陛下が甘いだの 優しいだの 
そんなセリフ言えるの
お妃ちゃんだけだよなぁ」


という心の内を漏らすあたり

何か陛下は朝廷のほうでは大臣たちと
水面下でチャンチャンバラバラ物議をかもしているのかもしれません…。

「いつまでたっても …ここは窮屈だな」
とつぶやく狼陛下の言葉を受ける李順さんが
妙にシリアスなトメ絵入るので…

今回の視察っていうのは、今後の展開に何か?と

(ちょっとうがちすぎとは思いますが
ルカ姫の時もこちらが穿って考えていたほどのことは…結局なかったので)

でもなんとなく。
…気になっています。

でも、陛下が少しずつ夕鈴に対して積極的に
欲する感じが出てきて、(これまで通り ジレジレ しつつも)
なんだかチョッピリ進展している感じがしてうれしい。

恥ずかしがってるだけで、
お互い好き同士なんだから… もう一声!!!
っていう感じでしょうか。
傍目から見たら。



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SSS キンチョーの夏。

おはようございます

今日も一日、頑張る^^



ほんとうにしょうもない超短いの

【駄文失礼】 【あっちの陛下】です。


---
SSS キンチョーの夏。
---

盛夏。
雨上がりに日が照ったせいか
いっきに湿度と気温があがった。



「…蒸し暑いなぁ」

と言いながら
すすっと指を差し込んで

めずらしく
襟元を着崩した陛下

「暑いですね」

近寄ってうちわで扇いで風をおくる


「…あ、もっと

こっちにも

風、送って?」

といって片袖をハラリと脱いだ。


「…きゃっ!」


だだだだだだ


ラ族の夏

白陽の夏 *


いつでも、どこでも
脱ぐ陛下に

キンチョー(緊張)
うさぎ、逃げるの図。


*
キンチョーの蚊取り線香の古いキャッチコピー
「キンチョーの夏 日本の夏」

のパロディ。

---

SSS 暑い

こんにちは。

【パラレル】【ラ】【捏造】【オリキャラ】



* * * * * *
SSS 暑い
* * * * * *

窓を開けると
澄んだ空気が寝苦しかった一晩にヒヤリと涼感を与える。

登り始めた太陽から真っ直な光の束が届き、隅々まで地を覆う。

…強い日差しが眼底を直接射抜かれ、
静麗女官長は眼を細め、顔を手で覆う。

( 夏…は。苦手。)

女官長はすぐさま巻簾を下ろし
涼やかに揺れる布幕を整える。


背後から、声がする。


「女官長さま。…陛下がまだ。

…いかがいたしましょう?」

「お声はかけず、そのままに。
…いつご下命を拝してもよいよう
我々は朝のお支度を」

主上が珍しく朝まで
お二人でお過ごしになっていることに
仕える女官たちがソワソワしている。


隔てたご寝所の方からガタガタっと音がする。

( ……また。あの方は )

表情を変えずに、
女官たちには動かぬよう申し伝える。

「お前たちは、ここに」

「はい」


* * * * * *

待機まもなく、涼やかな男性の声がかかる。

「…誰か!」

「はい、ただいま」

次の間の扉をあけ、そっと室内の端に入り、跪拝する。


寝台から離れ、室内を大股で歩いていた主上が
私を見てホッとしたように声をかけた。

「…ああ、女官長。」

すっと、指を指す。

垂れ幕を閉じた寝台の方中から
くぐもったお妃さまの「うきゃー」とか「あわわ…」とか不可思議な声が聞こえる。

(……)
主上は、昔のようにお茶目な表情を一瞬見せると
またフイといつもの陛下のお顔に戻った。

私は、微笑み、ちいさく主上に頷き返す。

「…畏まりました」

「…妃を頼む」

そういうと、マッパの主上は、
長椅子に掛けてあった夜着を手に取り、
すっと肩に載せた。

「…お手伝いいたします」

「たのむ」

テキパキと着つけを済ませ

「朝餉はいかがいたしましょう?
すぐご用意できますが」

「…では。
妃の支度が済むまで
テラスで待つ」


(さて、今度は…)

「…お妃さま、おはようございます」

寝台の外から小さく声をかける。

「女官長さんっ!?」


「…はい、おはようございます
今日も良いお天気ですよ?

…朝のお支度を?」


「…」
寝台の幕をそろそろと開ける。

中で真っ赤なお顔をされた夕鈴様が
憤懣やる方ない表情で身体をおこして
敷布を身体に巻き付けていらした。


「へ、へんなこと聞きますけど…

…へ、…陛下は
何時いらしたか……?

女官長さんは
ご存知ですか?」

(ふふ…)

内心、うっかり笑いそうになるが
事務的な表情を崩さずに
普段通りの声でお答えした。

「未明…ごろ、でしょうか?」


「…な、何か…
へんなこと…?」


「…え?」

「いえっ、いえいえ、すみませんっ!!
変な質問しました!
忘れてくださいっ!!」

(わ、私は、仮にもお妃さまなんだから。
ふーふ役なんだからっ
そーいうことを女官の皆様に聞くのは
とっても変、よね?!?)

---

夕鈴さまはすぐにお顔に出る。
隠しごとができない誠実なお方。

慌てて打ち消す仕草にも心の葛藤が現れて

…ああ。
なんて、可愛らしい。

本当は、お伝えしたい。
『私は何もかも存じております』と。

『私は王家に、現世の国王唯お一人に仕える隠密です』と。

しかし、万が一のその時のため
誰にも知られず草として長年潜伏するのが私の役割。
その秘密を知るのは、主上と、浩大のみ。
決して知られるわけには、参りません。


…知らない、ふり。
それが最大限の真心です

---

「はい。
わたくしは何も聞いておりません
…ご安心ください」

私は極力事務的にお返事した。

「…この時期は大変暑いですから…
ついつい薄着になるものでしょう」


さりげなくフォロー。

( …薄着? )

夕鈴様は、不思議な表情をされたが
納得しかねないものを無理やり呑みこむように納得しようと
努力されている風情だった。


緊張の糸がほぐれたのか
プシュー…と空気がぬけるように
夕鈴さまは脱力され…

みるみるまに小さくなった。


「…起きます。
お支度、宜しくお願いいたします」

「はい。おまかせくださいませ」

手を叩き、女官ら合図を送り
お妃さまの朝の支度を急がせた。


* * * * * *

テラスの椅子に座り
お庭をご覧になりながらお妃さまを待つ陛下

「静麗女官長。

…夕鈴、は
―――落ち着いたか?」

と悪びれもせず。


( …
夜中、知らないうちに
真っ裸の男性が寝台にもぐりこんでたら
それは普通に
目が覚めたら驚くでしょう…。)


「…暑い時期ですから。」

「ああ、今日も暑くなりそうだ」


あの方はすがすがしく、
笑った。



* * * * * *

ラ族陛下は今日も脱ぐ。
ゆけゆけ陛下。


ラ族陛下万歳\(^o^)/


(おしまい)

*


「もうちょっと押して」の期待をよそに
すがすがしく「脱ぐだけ」の陛下。

なんでしょ。


*
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プロフィール

おりざ

Author:おりざ
秘密の苑・刺青の男[織座舎]陛下の花園へようこそ。”狼陛下の花嫁”の二次創作作品を綴っています。足跡などお気軽に残していただければ嬉しいです。【新刊】秘密の苑・刺青の男パラレルアンソロジーパラレルアンソロジーとらさんで取扱。【お詫び】拍手コメ御礼お休み中です。本当に申し訳ありません。お返事ご希望分はコメント欄へm(_ _)m

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・原作者様ならびに出版社様とは一切関係ございません。
・此のブログは日々の日記並びに二次創作作品の倉庫、管理人本人の自由な自己表現の場です。
・この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件、史実などにはいっさい関係ありません。また原作と異なる設定など、表現、その他多数捏造あります。

・二次創作の場です。
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・ご感想お待ちしております。

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