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さまよえる白陽

崩壊 → リハビリ中です。
お目汚しですみません。

「なにやっても怒らないわ、さぁ、どーんといらっしゃい」とおっしゃっていただける方。
こちら側に踏みとどまれる、お心の広い方。

よろしければ、どうぞ。


【未来パロ】【SF(ロボット宇宙モノ)?】
基本、陛下、ワガママ。


* * * * * * * * * * * *
さまよえる白陽
* * * * * * * * * * * *


銀河の彼方、白陽星へ
はるばーるのーぞーむー
ひ魔人ゴー!
ひ魔人ゴー!
ひ魔人我ぁ、ゼーット!



第一艦橋(ブリッジ)に上がる高速エレベーターが「チーン」と鳴る。

シュ…と微かな音をたてて
隔壁が開き、おもむろに一歩踏み出した男。

リノリュームの床をカツカツとブーツの音が響く。


「───もどった」

白銀の耐Gパイロットスーツに身を固めた黎翔が、襟元のチャックを広げる。
頬を伝う汗が光る。

左手にはヘルメットをかかえ、鬱陶しそうに首の周りにあるコードを引きちぎっている最中。


「…あ! へーか、お疲れ様でした!」

コンソールパネルに向かって、各所に指示出しをしていた管制塔のアイドル、夕鈴が嬉しそうに振り向く。

航海班通信科の女子用は白地にピンクのぴったりとしたユニフォーム。
当然のごとくミニスカにニーソ風長ブーツ、絶対領域が女の心意気だ。
夕鈴の細いウエストラインを引き立てている。
ユニフォームデザインby総務課の張老子。


…あ、ついでに説明しておく

黎翔のコードネームは「へーか」。
───そういうことで、宜しく。


「お疲れ様。へーか。今日の戦果も大したものですね」

司令ブースに座る艦長代理の李順が、組んでいた指をほどき、指でメガネの縁をクッと押し上げた。


「…戦況は?」
黎翔がヘルメットを指令席のコンソール脇の台にドンと置く。


「…芳しいとは…
前後を挟まれ、───こう着状態です。」

「右翼の護りは誰が?」

「浩大率いるラオチュウ部隊が」
李順が答える。

「ふん…いい動きはしていたが。
…それでも
持ちこたえるので精一杯…か」


「へーか、ドリンクです…」

「ああ、ゆーりん。君とのお茶をゆっくり奥の艦長室、で…」

へーかと呼ばれた男は、片手でやんわりと夕鈴の腕を捕え、その細い腰をもう片方の腕を回して引き寄せた。


「…へーか。まだ警戒態勢は解除されていませんが」

「ああ…だが少々よかろう?
小休止だ」

「敵に、こちらの都合で小休止も何もございませんっ!!
───プレイべートは。
戦闘(オシゴト)片付いてから、でお願いします」


「…なに?」

黎翔がギラリと睨み付けた。

「…この艦に乗りこんだ2千人の命。我々の指揮に従う千の艦艇、これらの艦隊すべての明日を背負っているのですよ───艦長?
…いや、珀黎翔司令官!」


そう。
この男こそ。
白陽国の技術の粋をつぎ込み極秘裏に制作された「ひ魔人ガーZ09(ゼロナイン)」をこの世でただ一人感覚的に操ることができる最強の天才パイロット、珀黎翔。

『さまよえる白陽国』の千の艦隊を率いる宇宙艦隊司令官であり、正当なる王位継承者なのであった。


「…オシゴトが終わったら、か?
言ってくれるな…李順」

李順の背中にゾクリと冷たい汗が流れた。


黎翔はおもむろに指令ブースの艦長席に座ると、手元のコンソールにパチパチとキーを打ち込んだ。
ウィン…と軽い音がして、床からせり上がる装置。
赤い透明なドームで囲まれたスイッチが現れる。
このスイッチは危険で重大な決断の時にしか使用されない。

「はどー砲、準備!」

システムは黎翔の声を自動的に判別し声紋キーが解除される。
スイッチを厳重に囲む赤いドームが自動的にパカと開く


黎翔は、おもむろにヘルメットに手を伸ばし、再び被る。

黎翔は、スイッチから延びるコードを引きだし、ヘルメットのコネクターに繋ぐ。
ヘルメットのセンサーを介し、黎翔の思念エネルギーを艦とつなぐのだ。

「エネルギー充填!」黎翔。
「エネルギー充填」李順があわててマイクに向かって復唱した。
「エネルギー充填」スピーカーから機関班班長の声が返ってくる。

「───夕鈴。全艦隊に緊急通信。
全艦総員、対光線対ショック態勢にはいれ
エネルギー装填120秒後に作戦に入る」



「全艦に告げまーす!
へーかが撃ちマース!

みんなの元気を少しずつ、わけてくださいね~!
じゃあ、みなさん、一緒にがんばりましょう!」

かわいらしい夕鈴の声が響いた。

「元気玉ぁー」李順がマイクに向かって。
「元気だまぁ~」機関長が復唱する
「「「「「元気玉ぁあああああ!!」」」」」千の艦隊。その時、復唱された


ぴぴぴぴ…とエネルギーの充填量が表示される。
「はどーエネルギー、100%充填!」スピーカーから機関班班長が。
「はどーエネルギー、100%充填!」李順が復唱する

目の前のスクリーンに大きな白い玉がどんどんと集まってくる

「元気玉、あつまってます!」夕鈴が叫ぶ
「もっと! ガンバるのです!! さあっ!」李順がマイクに向かって叫ぶ

「もっと、もっと 元気玉ぁー」李順がマイクに向かって。
「もっと もっと 元気だまぁ~」機関長が復唱する
「「「「「もっと、もっとぉ~ 元気玉ぁあああああ!!」」」」」千の艦隊で、復唱された



さらに白い玉は大きく膨らんだ。
もうスクリーンのサイズを越え、真っ白だ。

「───きます!」

夕鈴が別のメーターの数値を読み上げる。
「…ブリザードパワー、120、130、160、200…!」
「へーか。今日はいい感じですね…?」祈る様に李順は手を組んだ。


「ブリザードパワー、2000突破!」夕鈴が叫ぶ

「よしっ!」

画面に軌道を計算する複雑な軌跡が表示され、ピピピピと照準がロックオンされた。

「はどー砲ぉぅ… 」

保護シールドが下りる。

「発射!
てーーーーーーーー!」


ごごごごごごご…

この艦が発射する『はどー砲』は、はどーエネルギーに加え、みんなの元気玉と、黎翔のやる気エネルギー(ブリザードパワー)の総合力で打ち出される究極の兵器だ。

今日の黎翔のブリザードパワーは圧倒的だった。


敵は、凍って砕け、宇宙のチリと消えた。



「オシゴト、完了。

戦闘態勢解除。
───これより茶にする」

へーかは立ち上がると、通信席のゆーりんに近づき、抱え上げ、艦長室へと消えた。


前方を塞ぐ敵をけちらし、『さまよえる白陽』の旅は続く。



銀河の彼方、白陽星へ
はるばーるのーぞーむー
ひ魔人ゴー!
ひ魔人ゴー!
ひ魔人我ぁ、ゼーット!



(End)

131216-02_450-636
アニメ風へーか
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さまよえる白陽2-水月(上)=ブログ1周年リクエスト1本目=

ブログ1周年記念 3本勝負、まずは1本目。

お寄せいただきました

そしてそれは…
ある意味、想定外の。
―――宇宙の遙か彼方からのリクエストでした!!

―――――――――――――――――
=ブログ1周年リクエスト1本目=

R〔仮〕様 からいただいきましたお題。
さまよえる白陽」の続編
―――――――――――――――――

いや、これ。「ぜったい、一回きりだ…」と思って書き散らしたんです。
覚えてくださっていて、嬉しいです。


【未来パロ】【SF(ロボット宇宙モノ)?】【ギャグ】
基本、陛下、ワガママ。


R〔仮〕さまにささげます。

そして。
R〔仮〕さま、はぴばー!!
心よりお祝いもうしあげます。

* * * * * * * * * * * *
さまよえる白陽2-水月(上)
* * * * * * * * * * * *


銀河の彼方、白陽星へ
はるばーるのーぞーむー
ひ魔人ゴー!
ひ魔人ゴー!
ひ魔人我ぁ、ゼーット!

* * * * * * * * * * * *

「夕鈴隊員、少々よろしいですか?」
航海班通信科所属でブリッジの紅一点、汀夕鈴が振り向く。

「あ、今ですか? 大丈夫です」
「結構。
では、私に付いていらっしゃい」
艦長代理、副指令の李順は、育ちの良さが漂う誰に対しても丁寧な口調を用いるが、物腰柔らかな言葉の奥には有無を言わせない拘束力がある。


第一艦橋(ブリッジ)からさらに上階に上がる狭い高速エレベーター。
これは限られた人間しか用いることができない。

「艦長の婚約者」そんな肩書がありながら、
夕鈴はここを上がったことは一度もなかった。
―――というのも、本当の婚約者ではなく、仮のバイト、だからである。


軽く「チーン」と鳴ると、そこは最上階。
シュ…と微かな音をたてて
隔壁が開いた途端、あたりに響き渡る荘厳な音色を夕鈴は耳にする。


ちゃららーーーーーーーーー
ぱらりら、らんらーらーーーーーーー
だらららららら… ! 。

ピタリ、と音がやむ

リノリュームの床をカツカツとブーツの音が響く。

「失礼いたします───陛下」

「李順か? 
入れ―――夕鈴は?」

「こちらへ」
「…あ! へーか、お邪魔します♪」

ここ艦長室で優雅にパイプオルガンを弾いている男の名は珀黎翔、
さまよえる白陽とよばれる戦艦白陽の艦長だ。

「李順、聴いたか?」

「はい。よろしくありませんね…」

黎翔は、詰襟を片手で緩めると胸元を広げた。
第2種軍装のコートタイプの上着にはびっしりと装飾が入り、肩章やらモールやらいかにも重そうだ。

夕鈴は(何がよろしくないのかしら…)と思いながらも、
黎翔の自室である艦橋の最上階にある突端の小部屋、艦長室の中を興味津々できょろきょろと見回していた。

「問題は、ここだ」

黎翔はそう言うと、もう一度パイプオルガンに向き直り
鍵盤に両手を載せ、おもむろに引き始める。

じゃららー
ちゃらりらぼーーーー
ちゃららーーーーーーーーー
ぱらりら、らんらーらーーーーーーー
だらららららら ぷー…(すかっ!)

「あら?」夕鈴が思わずガクリと崩れる。

「ドとレとミの音が、出ない…」
黎翔が、眉をひそめて深刻そうにつぶやく。

「ドとレとミの音が~でなーい?」
李順が復唱する。

「あーんなに大事にしてたーのに~
壊~れて出ない音~がーあるー」
黎翔が歌う。

「どーしよ?」と李順。

「どーしよ!」と黎翔。

「はい、そこまで―――!!」李順が、両手を上げて止めた。

「―――手短かに申し上げれば。…壊れたんですね?」

「そうだ」
二人は至極真面目そうな顔で向き合い、
むぅ…と低い声を出すと腕組みし考え込んでしまった。


夕鈴はポカーンとだらしなく口を開けてしまった。

自分がなぜこのような場面に居るのか、今一つピンとこない。
夕鈴の仕事は第一艦橋のコンソールパネルに向かって各所に指示出しの担当を受け持っている。
「艦長の婚約者」と対外的にはなっているのだが、本当のところは単なる民間人のバイト。
本来優秀なえりすぐりの軍人しか足を踏み入れることのできない第一艦橋に、なぜ民間人が紛れ込んでいるかは、―――『さまよえる白陽』発進の章をご覧あれ(←あるのか?不明)


夕鈴はもじもじして、黎翔の横顔を見つめた。
李順と黎翔の二人が困っている様子を見ても、自分は何のお役にもたてそうにないと思えた。
それで仕方なく艦長と副指令の二人の掛け合いを不思議そうに見守っていた。

航海班通信科女子隊員用の白地にピンクのぴったりとしたユニフォーム。
当然のごとくミニスカにニーソ風長ブーツ、絶対領域が女の心意気だ。
夕鈴の細いウエストラインを引き立てている。
ユニフォームデザインby総務課の張老子。

困った様子で、二人を見つめる大きな茶色い瞳は、くりくりと愛らしく背中に流れる栗色の髪は艶やかで、
おもわず黎翔は手を伸ばし、髪の一房を掬い取ると彼女の腰を片腕で、軽やかに抱き上げた。

「きゃっ! へ、へーかっ!
何するんですかっ!」


…あ、ついでに説明しておく

黎翔のコードネームは「へーか」。
へーかは冷酷非情の狼艦長と呼ばれ怖れられる白陽国直系の王族、失われし白陽の国王たる立場にある男だが、子犬のような二面性を持っており、犬は喜び宙(そら)駆けまわり。戦闘時には先陣を切って飛び出すのが常なのだ。
───そういうことで、宜しく。


「夕鈴殿。そこであなたにお仕事です」
副指令の李順が、組んでいた指をほどき、指でメガネの縁をクッと押し上げた。

「―――は?
唐突すぎて、お話が見えません!!」

「いいんだよ、夕鈴は
可愛いんだから」

黎翔が膝の上の夕鈴をなでて甘やかす。

「何がいいのか、まったく意味が分かりません」

李順が冷たく言い放つ。
夕鈴はもういっぱいいっぱいで、ミニスカートの端を抑え、黎翔の手が太ももに回ってこないようにガードする。

「ですからっ―――!」
李順がビシリとパイプオルガンを指さす。
黎翔が、ん?と顔をあげた拍子に、
夕鈴はスカートの裾をギュッと両手で引っ張って下げる。

(…無駄な抵抗を)クスリと黎翔が笑う。

「―――このパイプオルガンは、我々戦艦白陽にとって、なくてはならない大切なものなのです。
というのも、失われた白陽を取り戻すために、このオルガンの音色がキーになっており…」

「要するに―――
これをなおすために、君の力が必要なのだ」
黎翔が言葉を引き継いだ。

さりげなく夕鈴の髪を一房掬い上げると、口づけをする。
李順のメガネが青白く光る。

(あなたは、あくまでバイトですからね―――?
そこんとこ、分かってますか?
陛下の暴走をお止めするのは、夕鈴殿。あなたの務めですよ?)

夕鈴は背筋がゾクリとした。

「も、もうっ! お戯れは、やめてくださいっ!!
それにっ、…私、楽器なんて何一つ触れませんよ?
へーかのほうが、ずっと上手に弾きこなしていらっしゃったじゃないですか!」

夕鈴は、へーかの膝の上でぎゅうぎゅうと抱きしめられ、真っ赤になりながら押し返している。

「このオルガンをなおせるたった一人の人物が…
あの星にいるのだ」

そう言うと、黎翔は艦長室のスクリーンをすっと指さした。
そこには宇宙海図がモニターされており、黎翔の指先の動きに的確に反応したマーカーが
チカチカとある衛星の位置で点滅した。

「分かるか?
ここが、氾惑星の第一衛星、水月。
ここに、このオルガンをなおせるこの世でたった一人の人物が、いる」

「はぁ…なら、そこに行って、素直に『直してください』って
お願いしたらいいんじゃないですか?」

「奴は、男が大の苦手なのだ」

「苦手―――?」

「ですから、女の夕鈴殿に行っていただき、
事情を説明し、協力をしていただけるようなんとか説得してほしいのですよ」

「えええ?―――そんな白陽国の未来を左右するような大事なパイプオルガンの…
難しい交渉を、私に?」


「―――あ~、大丈夫。
ボクもついてくから、ね?」

ニコニコとヘーカが笑う。
その頭には耳がピョコンと立ち、
フサフサの尻尾がちぎれんばかりに振られていた―――。


「えええええ????
男、ダメじゃ、ないんんですかっ?」

「お利口にするから、大丈夫~~」

夕鈴が驚いたとたんに、するりと黎翔の手が伸び、
夕鈴の太ももあたりをしっかりと撫でまわしたのであった。


「ぎゃっ!
やーめーてーくだーさーーいーー!!」

涙をちょちょぎらせて夕鈴は抵抗した。




というわけで、以下次号。

(つづく)



さまよえる白陽2 -水月(中)

みなさまお元気にお過ごしですか?

引き続き、中編ですが…SFギャグです。
ご興味ない方には恐縮です。

SFとか、ロボットものとか、パロディとか。設定はねつ造の塊とか、思いついたまま適当とか。
細かいこと突っ込まれると非常に困りますが―――なんでもありよ、と笑っておおらかに雰囲気で察してくださるようでしたら、どうぞ。


【未来パロ】【SF】【ギャグ】
基本、陛下、ワガママ。

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さまよえる白陽2-水月(中)
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銀河の彼方、白陽星へ
はるばーるのーぞーむー
ひ魔人ゴー!
ひ魔人ゴー!
ひ魔人我ぁ、ゼーット!



「あの…へーか?
私、こんなところに居ていいんですか?」

「ああ、構わぬ」

火魔人我Zと呼ばれる戦闘用ロボットの狭いコクピットに収まった黎翔は、
嬉しそうに夕鈴を横抱きに抱きしめ、もう片方の手で操縦桿を操っていた。

(どうしてこの人は
こんなに我儘なんだろう…。)

ピッタリとしたピンク色の宇宙服に身を包んだ夕鈴は
真っ赤になりながら極力黎翔と接触面積が少なくなるよう
身を固くしていた。

「もっとリラックスしていてもらって構わないが?
目的地までまだしばらくかかる」

コックピットの内側の三方の広いスクリーンには、ありとあらゆる情報がめまぐるしく表示されている。
上も下も分からぬ不思議な浮遊感の中で黎翔にしっかりと抱きしめられたまま
夕鈴はバツの悪さを紛らわそうとして、あえて黎翔と目を合わさずに、真っ暗で吸い込まれそうな宇宙空間の中に輝く星々を眺めていた。


「あの、でも。バイトの私が、ですね、
あのーそのー
最高国家機密でもある最新鋭のロボット兵器に、なんで乗り込んでいるのかっていうか―――
あまつさえ、一番エラーい艦長さんが、あの…?」

「だって。艦載機は戦闘艇ばかりでしょ?
そんなので物々しく氾惑星の衛星水月に着陸したら、
ターゲットがおびえて隠れちゃうよ?
ロボット型で機動力も高く、秘密裏に衛星に近づける火魔人我Zを扱えるのは、この私だけだし」

「でも…」

「ひまじんがぁZに
私と乗るのが、そんなに…嫌?」

みるみるうなだれる黎翔の頭には
シューンと垂れ下がった耳が見えた。

「あっ!?
いえっ、そんなっ!」
「たまには、ゆーりんにこの雄大な宇宙空間を見せてあげたかったのに…」

ショボンとする黎翔を夕鈴は思わずギュッとつかまり、
「そ、そんなことは…」

「じゃあ、どうしてさっきから
そっぽを向いたままなの?」

「あの…それは」

チラリ、と伺うように黎翔の方を見上げると、
黎翔は破顔して嬉しそうに尻尾を振ってこたえた。

「夕鈴と、こうして宇宙を見たかったんだ」

そんなに嬉しそうに言われては…。
夕鈴は口をヘの字にしながらも、応えざるを得ない。

「わ、私もヘーカと見れて
―――嬉しいですよ?」

ギュッとさらにキツク抱きしめられ、息ができずドギマギする夕鈴にヘルメットをコツン、とあわせて幸せそうにつぶやかれた。

「うん!
嬉しいな。
―――宇宙のただなかに二人っきり

…ああ、ヘルメット邪魔。」

「へ、ヘルメット、邪魔って?
何するつもりなんですか、へーか?」

「―――うん?
気にしないで」

ゴロゴロとすり寄る黎翔。
ドキドキしている夕鈴の眼前が急にパッと切り替わり
三面特大スクリーンに李順のアップが写しだされた。

ギョッと身をすくめ
どんっと渾身の力で黎翔を突き飛ばし、二人の距離を取る夕鈴。

「―――艦長!」李順副指令が鋭く呼びかける。

「なんだ、李順?」と、いつもの艦長然とした冷たい表情。

「なんだ、ではございません」はぁ…とため息をつく李順副指令。

普段、管制通信をしている夕鈴は分かる。
このモニターランプが青く映っているとき、モニターは双方向カメラでつながっているのだ。

モニターが繋がった瞬間…すぐ離れたけど…まさかまさか。
李順副指令に今さっきの様子を見られた―――?
夕鈴は青くなって目をぐるぐる回す。

(ぎゃーーーー!! バイト、クビになるっ!!)

「ごごごっご苦労様デスっ!
李順副指令っ!!!」

「夕鈴殿。今は婚約者演技は必要ありませんからね?
よいですか―――あなたはバイトだということと忘れず。
職務に忠実に今回の大切な使命を果たしてください。
―――忘れないでくださいよ?
くれぐれも陛下に暴走させないよう、しっかりしてください」

ジロリと睨み釘を刺される。
夕鈴は硬直して元気よく「はっ、はいっ!」と返事をする。

李順はすぐさま、矛先を黎翔へ向ける。

「―――陛下!!
先ほどからわざとぐるぐるとミチクサを喰って…

燃料の無駄です。
さっさと目的地を目指してください!!」

「チッ…」
黎翔は小さく舌打ちした。

「…陛下、ミチクサって?」

夕鈴が不思議そうに見上げると、黎翔は間髪を入れずにスクリーンに向かって言い放つ。
「―――これより、氾惑星第一衛星水月に向かう!」

「…最初から向かってくだされば問題なかったのです。
…陛下。
ターゲットは非常に用心深い。
火魔人我Zを気づかれぬよう行動には重々ご留意を」

黎翔は渋顔のまま、面倒くさそうに応答した。
「―――了解!
ターゲットに傍受されないよう、この距離より単独行動に移る。
通信回線はこれにて切断―――」

「へーかっ…!××…」

パチン、とスイッチを切る黎翔。
李順副指令が叫ぶアップが瞬間残像として映し出されたあと、
プッ…と電波が途切れ、消えた。


* * * * * * * * * * * *

それからほどなくして、惑星氾の第一衛星水月に着陸した。

「―――なんですか?
…すぐ近くだったんじゃないですか」

夕鈴が拗ねたように言うと

「…すぐ着いてしまっては、勿体なくてな」
とハハハと黎翔は笑う。

「燃料は貴重です!
無駄遣いはおやめください!」

夕鈴が怒ったように背中を向けると、グイッと荒々しく両肩を引き寄せられ向き合わされた。

「愛しい君との時間に―――無駄なんて、ないだろ?」

いきなり抱きしめられる。

「―――はい?
あの」

黎翔が身に着けている白い宇宙戦闘服は、宇宙空間での白兵戦闘のため体の動きを阻害しないよう軽く薄い特殊素材で非常にピッタリ作られている。
長身の黎翔の長い手足、たくましく厚みのある胸板、骨格筋までそのまま露わに無駄のない体のラインをくっきりと表しており―――。
普段出撃時のモニター越しに見慣れているはずなのに、こうして目の前に居て、自分を抱きしめていると、なんだか気恥ずかしい。

「へーか。近いですっ!
今は婚約者バイトの演技、必要ないですよ?」

真っ赤になって胸を押し返す夕鈴。

「…ああ、ヘルメット、邪魔」
小さくつぶやく黎翔。

「え?」
夕鈴がきょとんと見上げる。

「…まあいいや。また帰ってから、ね?

いや―――帰ったら艦内に自由はないなぁ…
うーん。二人っきりになれる貴重な…(ブツブツ)」

「…貴重?」

「いや、貴重な人材をスカウトに、行かなきゃ、だね?」
黎翔は苦笑しながら夕鈴を抱きしめていた腕を緩めた。

「お仕事、ですね!」
夕鈴は元気にガッツポーズをした。
やる気満々の彼女を見るのは、楽しい。

「うん」
「それで、私、何をしたらいいんですか?」

「じゃあ―――夕鈴。
今からいうことをよく聞いて行動するんだよ?」と黎翔は話しはじめる。
「はい」夕鈴は腕につけられたボイスレコーダーのスイッチをオンにした。

「まず、ここから西にいくと、洞窟がある。
その洞窟の中にはこんこんと清水の湧き出る青い不思議な池があるという。
その池の守護神、白海龍が我々の尋ね人の居場所を知っている、らしい」

「白海龍…恐ろしそうなお名前ですね…。怖くないですか?」

「白海龍は化身をとることがあってね…。
音楽好きの神様の姿をとった白海龍は
女性とペットには、とても優しい、らしい」

「女性とペットに優しい?
…ああ、だから私、が?」

黎翔はコクン、とうなづいた。

「男はおびえて、出てこない。とくに私には―――」
黎翔は目を伏せると薄嗤いを浮かべ、言葉を切った。
「へーか、には?」

「いや、いい。

―――それで、とりあえず君は
その洞窟の奥にある目的地に行き
そこで、この笛を吹くんだ…」

といって、一本の横笛を渡される。

「えっ!?
私、笛なんて、吹けませんよ―――?!」
夕鈴はギョッとして慌てだした。

「うん、吹けなくていいの。
池の傍で練習してくれれば―――」

「…はぁ?」
キョトン、と黎翔を見上げる夕鈴のヘルメットを
ポンポン、と軽く叩く黎翔の優しい瞳に、夕鈴は少しホッとした。

* * * * * * * * * * * *

辺りは不思議な青白い光に包まれていた。
コツン、コツン…と洞窟の中に、ブーツの音が反響する。
ドキドキしながら頭の中でこれからの手順を反芻していた。

『―――ヒカリゴケが生えた洞窟内はそれはそれは美しく、謎めいた光景らしい…。
明かりを持っていかなくても十分に置くまで見通せるはずだ―――』
へーかの声が腕のボイスレコーダーから再生される。
へーかが一緒にいてくれるようで、心強い。
言葉通り薄暗い室内よりも明るい程度にホンワリ光るそれらは、洞窟の内部を幻想的に照らし出している。

ピコン、と軽いアラーム音が鳴り、腕についた生命維持装置のランプが青くなった。

「あ…」
そのランプが灯ったことを確認すると、ヘルメットをはずす。

―――呼吸ができる。
それも、清浄で、ほんのり甘くかぐわしい空気。

『その洞窟の中の不思議な青い池の周りは神域で、ヘルメットをとっても普通と同じように生活できるらしい―――
腕のランプで確認したらヘルメットを取っても大丈夫』
ヘーカの言った通りだ。

この池の周りは清浄な空気に満たされ、深呼吸をする。うっとりするほどおいしい空気。
「ああ、気持ちいい…」

『正常な空気が満たされたら、そこはもう白海龍の守護エリア。
その先に進むとすぐに青い池が見えてくるよ』

デコボコした岩で足を滑らせないよう、慎重に進む。
100歩も行かないうちに、目的地が見えてきた。

洞窟の奥にできたドーム状の広い天井は、スペース・ベースボール球場ほどはあるだろうか…。
かなり広いそこに広がる青い池は、かすかに霧も漂い、満々と澄んだ水を湛えている。

「ふしぎ。ほんとうに…まっ青!」
私は思わず息を飲む。

『池の中央に進む浅瀬の砂州があるから。
その奥の祠が祭られている島に行って、そこで笛を練習するんだ…』

ぐるりと見回すと、陸繋砂州でつながれた小島が池の中央に見えた。
ヘーカが言ってたそのもの。だから、怖くなんかない…。
私はヘルメットを近くの小岩に置くと、砂州を進み始めた。

何も起こらず、あたりは静か。

…この青い池の水では、プランクトンすら住めないのでは?…
と思えるほどの清澄さで、なるほど神域の聖なる池。
他を寄せ付けない神々しさすらあった。


その時、すぅっと波紋が広がり、池の水面がうねるように波立った。
ピシャンと微かな水音に驚き「…きゃ…」と息を飲み、池を覗き込んだ。

生き物一つ住めないほど硬く澄み切った水の中に、不思議な魚の影が見えたような気がした。
波紋はすい…と遠ざかり、再び近づくと、今度はキラキラと輝く銀白色の鱗に覆われた魚体と背びれが一瞬現れた。
大きくほっそりとした優美な魚。

「きれいな…お魚!
図鑑でも見たことないわ…!」

身を乗り出してその姿を必死に目で追うが、
白銀の魚はあっというまに遠ざかり、今度は深く沈んで見えなくなった…。

「…この池の、主、さんかしら?
他に何も生き物がいないみたいなのに…あんな大きなお魚がいるだなんて…」


私は、美しい魚に後ろ髪引かれながらも、へーかの指示を思いだし、島の中央に進む。
そこには小さな祠と祭壇のような平らな岩が置かれていた。

『池の中央の島で、この横笛を練習するんだ。
すると、音楽好きの神様の化身をとった白海龍が現れるかもしれない。
音楽好きの神様はパイプオルガンを直せる唯一の人物を知っているから』

『その、神様に、パイプオルガンを直せる人のことを尋ねればよいんですね?』

『うん。でもそれからね。
夕鈴。
言いにくいんだけど―――

実はもっと、大事なこともあって。

君はこの笛で一曲「白陽の春」を弾けるようになるか、
あるいは吹ける人を連れてこないと、生贄になってしまうんだよ?』

『生贄っ!?
―――なんですかっ!?
それ、聞いてませんよ?
パイプオルガンを直せる人を探すって話じゃなかったんですか?』

『あのパイプオルガンは不思議なボイラーで動いていてね。
調整修理のためには、一度ボイラーの火を落とさなければならない。
そして、その不思議な火は
この笛で白陽の春を一曲弾ききるか、
清純な乙女の生贄をささげるか、の
どちらかでないと再び熾せないないんだ…』

『え? でも、一曲って? 白陽の春―――』

『知ってる、でしょ?
白陽国の人間なら、赤ん坊だって知ってる平易な曲だ』

『む、無理です!どんなに簡単な曲でも…
私、笛なんて―――』

『大丈夫。
李順が、婚約者の教養手当と、
万が一の危険手当は弾むって言ってたよ』

『―――危険手当?
バイト、ですか?』

思わず私の目は$になってしまった…と思う。

『そう。
君ができなければ、吹ける人を連れてくればよいだけの話だ。
お願い、できるかな?』

そこで、ボイスレコーダーは途切れた。
だって、そのあとぎゅーぎゅー抱きしめられて…恥ずかしいことを口走られるんじゃないかと思うと、思わずレコーダーのスイッチを切ってしまった。

―――お願いって。そう簡単そうに言われても…。と思い出す。

でもお金につられるようで、ちょっと恥ずかしいけど。
やっぱり…まだまだ、いろいろ物入りだし。
危険はないっていうし。
白陽の春、ならよく知ってるし。

音楽好きの神様が現れて手ほどきしてくれるのなら。
もしかしたら練習すれば、すぐ弾けるようになるかもしれない!
うん、きっとそうだ。

私がしっかりバイトを頑張らなくちゃ!と決心を固めた。


池の中央にまつられた祠の正面から少し控えたところに
少し広くなっているところがあった。
すべすべとした岩が平らで、きっと人々はここに膝をつき、額を摺り寄せ、何かを願うのだろう…。

私はそこに腰をおろし背筋を伸ばし居住まいを正し、おもむろに懐からヘーカに渡された横笛を取り出す。

とても素敵な細工のある横笛で、とても大切なもののように見えた。
私なんかが吹いていいのかな…と思いつつ、そっと唇を当てて吹いてみる。

「ふっ」


…音が出ない。

「フッ フッ フーーーーーっ!」

―――ピ、とも音が出ない。

そりゃ、私?
横笛なんて雅なもの、一切ご縁がなかったですけど。

でもなんだか悔しい…!!!

意地でも音が鳴らしたい!
とふつふつと闘志が湧いてきた。

―――唇をあてる角度かしら。
それとも、息を吹きこむ強さ?

いろいろ試して、必死に横笛と格闘すること小半時…

正直、使命だとか白陽の危機とか、すっかり頭の中から消えさってただ笛の音をだすことに熱中してしまっていたその時…。
池の中からすぅ…と青白い光に包まれた白っぽい衣をまとった不思議な人が、池の表面を渡って歩いてきた。

白っぽい長い髪をかるく三つ編みに結わえ
長いまつ毛、優し気で少し憂いを帯びた白い横顔は中性的でもあり男性のようでもあった。

(へんねえ、…ここは男性が近づけない場所って…)
私は頭をひねった。

「きみ―――」微笑みをたたえた優し気な横顔。
「はい」
「名前は?」
「夕鈴、です」
「…もしかして、あの。失われた白陽に乗り込んでるという。陛下の…お妃様?」
「―――あ? はい」
艦長の婚約者である私には巷では『お妃様』とかいうあだ名がついて、あちこちに噂に尾ひれがついて広まっていることは、知っている。
「…随分。お可愛らしい方ですね」
「どうしてご存じなんですか?」
「うん。いろいろ―――
あの陛下が『本来なら片時も側から離したくない』とか
『これほど愛しい存在を知らなかったのは大きな損失だった』とか…
常日頃おっしゃってる、あの、お妃様、でしょ」

―――ひいいいいい……!!
あの陛下(ヒト)が艦橋で口走ってるたわ言が…
一体ぜんたい、どうして、こんな僻地まで知れ渡ってるの―――!!!

思わずカアアアっと血が上る。…必死に顔を隠す。

「そそんなことまでご存じなんて―――やっぱり、神様、なんですね?」
私は少し確信めいて口にした。

神様は、うん、ともちがう、とも言わず、ただ微笑んだ。

(クス。随分んと初々しいお妃様だな。
宇宙戦艦白陽の全艦放送の音声が、U-Tube(宇―宙ーブ)で流れてること、知らないんだ…)と、
当の神様が思ったことを、私は、ずいぶん後まで知らなかった…。
というか
知っていたら―――爆死していたと思う。

「でも、想像していたのとは、だいぶ違いますね」

その言葉に私はがっかりした。
「そうですか…ガッカリさせて申し訳ないです―――」

絶世の美女、とか、国を傾けた悪女、とか。あることないこと、ウワサされてるんだろう…な。

「どうされましたか?」
その声は落ち着いた甘い声で、やはり男性っぽいトーン。

「私…あの。
この笛で一曲白陽の春が弾けるようにならないと、生贄にされちゃうんです。
でも、ぜんぜん吹けないから、この池に住む音楽の神様に会いたくて。
―――あなたのことですよね?」

「…音楽の神様?」

「―――って聞いて、やって来たんです。」

あははと軽く声をたて、その不思議な神様は笑った。
「こんな辺鄙なところに来る人がいるかと思ったら…」
「ここには、人はこないんですか?」
「…うん。母星の氾惑星は
ひっきりなしに大勢の人間が出入りするけど、ね。
この月を訪れるのは…僕の妹くらい、なものかな…。
外の人は、久しぶり…」

「それは―――寂しい、ですね」

いや、と軽く首を横に振ると、少し寂しげな美しい微笑みを見せながら神様はすうっと手を伸ばし、夕鈴の手元の笛を指さした。

「…その横笛を、貸していただけます、か―――?」

その時、神様の衣が白銀色にキラキラと反射したのをみて、私は思いだした。

「…さっき、池の中にいたお魚さんと同じ―――!?」
「ふふ」と微笑む。
「―――え?
もしかして。本当にさっきのお魚さんだったんですか?」
私は横笛の吹き口を丁寧に布衣でぬぐって、そっと差し出す。
「―――さあ。どうかなぁ」
くすくす、と面白そうに笑うと、私の手の中の笛をツイと受け取った。


神様がその笛を口許にあてたとたん
えもいえぬキラキラしい音楽が奔流となってほとばしった…。

私は思わずこの世の者とは思えぬ音色に身を震わせて聞き入った―――。


(つづく)



さまよえる白陽2-水月(下)【終】

とりあえずSFパロ・水月編の最終回です。

本当に、ご興味ない方には恐縮です。

引きまくってらっしゃいますよね…?
拍手の数そのあたり如実に反映しているのではと気持ちハラハラしておりますけれど(笑

書いてる方はとても楽しいです。

SFとか、ロボットものとか、パロディとか。設定はねつ造の塊とか、思いついたまま適当とか。細かいこと突っ込まれると非常に困りますが―――なんでもありよ、と笑っておおらかに雰囲気で察してくださるようでしたら…

宜しければお付き合いくださいませ


【未来パロ】【SF】【ギャグ】
基本、陛下、ワガママ。

* * * * * * * * * * * *
さまよえる白陽2-水月(下)【終】
* * * * * * * * * * * *


銀河の彼方、白陽星へ
はるばーるのーぞーむー
ひ魔人ゴー!
ひ魔人ゴー!
ひ魔人我ぁ、ゼーット!

* * * * * * * * * * * *

思わず聞き惚れてボーッとしていた私は、音がやんでしばらくたってから、ようやく拍手を送った。
「神様、すごいです!」

「神様、はおやめください。お妃様。
私のことは、水月、と―――」

「水月、さん?」
「この星の名前ですよ―――仮の姿ではありますが。」
「では、水月さん。
この笛で白陽の春を弾けるよう、私に教えていただけませんか?」

「―――弾けないと、そんなに困るのですか?」
「はい、弾けないと、生贄です…」
私はしょぼんとした。

水月さんは、笛をしばく見つめると、ようやく口にした。

「―――これは、白陽に伝わる魔歌(まがうた)の笛、ですね?」
神様は、寂しそうにほほ笑むと、私に言った。

「まがうた?―――なんですか。それ
恐ろしいものなんですか?」

「いえ―――善くもあり
悪しくもあり―――
吹き手の心の美醜に因り、魔歌(まがうた)はどちらにもなりうるのですよ」

「では、あなたは、純粋で、美しい、善の吹き手、ですね」
ぱちぱちと手を打つと、水月さんは、目を丸くして
「…私は、とても怖がりなのです」
「へ?」
「私は、あの方がとても恐ろしいので、この星に隠れているのです」
「あの、かた?」
「はい。
───あの瞳に見据えられると体が凍り付き、
逃げ出すことすらあの方は許して下さらない───
恐ろしくて、冷たい…あのような方を、私は他に知りません」
「水月さんのような神様にも、何か恐ろしいものがあるんですね。
でも、大丈夫!!
それなら、私がその恐ろしいものから
水月さんを守ってさしあげますよ!?」
と私が笑うと、水月さんはホッとしたようも見えた。

「私を、守って下さる?
───やはり、お妃様は私の想像していたのとは違います。
あの陛下が―――あなたのようなお方をおそばに置かれるとは
少し意外でした」
クスと笑う水月さんの横顔は、やっぱり整っていて綺麗。

「…陛下が、私のような?」
「―――」
「それは…噂と違って。ガッカリした、ということでしょうか?」

(美しい水月さんからみれば、私なんて足元にも及ばないに違いないわ…
絶世の美女と噂される“お妃様“の実物がこんなんじゃ、ガッカリしても当然よね…)

「いえ…あなたのようなお方で、―――非常に興味深く思います。
さあご機嫌をお直しください…」

そういうと、水月さんはもう一度笛をとり
「お妃様。
───あなたのために、吹きましょう」
そっと吹き始めた。

それは“白陽の春”で───。

でも、今まできいた、どんな白陽の春とも違った。

白陽の春は平易で優しい音律に春をたたえる美しい歌詞がついており、
白陽国の人間なら赤ん坊でも知っているほどよく知れ渡り
小さいころから何度も繰り返し耳にし、歌ったことのある曲だった。

にもかかわらず、音楽好きの神様の奏でる白陽国の春は、これまで聞いたどの演奏よりも感動的で、美しかった。

(ほえ~ 陛下にお聞かせしたら…
さぞ、お疲れも癒されるでしょうに…)
私は体中のよどみが消え去り、身が軽くなってゆく心地よさを感じながら、陛下のことを考えていた。

…。音がやむ。

私は精一杯の拍手を送った。

水月さんは白陽の春を一曲吹き終えると丁寧に笛の吹き口を袖の中から取り出した手布でぬぐい私に返してくれた。
その途端、ヘーカが突如、池のほとりに現れた。

「夕鈴!」

「へーかっ!!」

思わず私が声をあげると、
音楽好きの神様はビクリとし、視線のその先に立つ人物に気が付き
と青ざめ顔をひきつらせヘナヘナ…と崩れ落ちるように跪拝をとり
顔を袖に埋めた。

へーかは、身軽に砂州を渡って、島に上ってきた。

「水月―――久しぶりだな」

「ご尊顔を…」

陛下の足元に跪いた水月さんは、カタカタと小さく震えながら、
今にも口から魂が抜けださんばかりだった。

「へーかっ!!
神様は、男の人が嫌いなんですよっ!?
それを知ってて…」

「いえ、男ではなく―――
正確には…私は狼陛下が恐ろしいのです…」
水月さんは、私にそう小さくつぶやいた。
「えっ!?───もしかして、さっき
水月さんが言ってた、恐いものって───!!?」
「…ハイ」
水月さんがすまなさそうに頷く。

「そいつは我が国の守護龍でありながら、
私を怖れ、顔も見せぬ。
───いい機会だ、水月。
お前は一体いつまで引きこもっているつもりだ?」

カタカタと震える水月さんは、目が死んでる───!?

「…ここまできたら、
どこまでいけるか試してみたいと思いますか…」

ちょっとちょっと、
ダメでしょ、その答え───!?

怒ってる、怒ってるわよ、狼陛下!
怖いっ!!!


「はぁ…?
でも、へーか!
水月さんは、少し変わってるけど、良い神様なんですよ?
私にもとても優しくて親切にしてくださり、
素晴らしい演奏で心を和ませて下さったり───
そうそう。
この魔歌(まがうた)の笛のことについても
お詳しいみたいで───」

ここはどうにか怒りを鎮めてもらって…

「ほう
…ずいぶんと
親しげだな」

ジッと水月さんを睨みつけるへーか。

待って、待って!?

「いや、えっと
…私、あれほど美しい白陽の春は、聞いたことがありません!
陛下にぜひお聞かせして、癒して差し上げたいと思ったくらいです…!!
私が笛を上手に吹きこなせるようにって、お手本の演奏を―――」

「君が吹けなかった、笛を―――?

それは。
―――間接キスを、したということか?」

ツカツカ、と私に近づくと、私を抱きしめる。
ピンクのぴったりした宇宙服に陛下の体がダイレクトに接触する。

ギャーっと思ったが、急激に辺りが寒々とし、
ヘーカの様子が恐ろしくなっている空気を感じ、声をあげることすらはばかられた。

陛下の最大奥義、氷の刃ブリザード攻撃が吹き荒れ…

あれ─────────!!?

ちょっと、ちょっと、ちょっと!? なんでさらに怖くなってる?
ヘーカ、怖いでしょ!?
水月さんが…

見ると、水月さんの口許からはエクトプラズムと呼ばれる白い霊魂が抜け出そうとしているところだった。

「ヘーか、違っ、ちゃんと、吹き口はちゃんと布でぬぐいましたっ!!
そんな変なことで人を疑わないでくださいっ!
凄いですよ!水月さんはすごい知識もあって、最高の白陽の春を吹いて聞かせてくださったんです!!
素晴らしい神様です!」


ぎゅーっと陛下にしがみ付く。

…その時私は、忘れていた。
陛下の身に着けている白い宇宙戦闘服は、宇宙空間での白兵戦闘のため体の動きを阻害しないよう軽く薄い特殊素材で非常にピッタリ作られていて。私のピンクの宇宙服もピッタリピッタリで。二人がそんな恰好でかなりの密着度を保っていたことを───。


ふぅ…と一呼吸すると、陛下は急に雰囲気を和らげて言った。

「───水月。
以前の働きは聞いている。お前の能力を高く買っているものも多い。
そしてなにより、先ほどのお前の演奏はみごとだった。
魔歌の笛を弾きこなし、その善たるエネルギーは私の火魔人我Zのエネルギーを満たしてくれた…。

妃の目にもとまる優秀さを
私も見てみたいものだ」

そういうと、水月さんの表情が少し、変化した。

「───もったいないお言葉にございます
我らが王───…」


* * * * * * * * * * * *

戦艦白陽に戻るため、再び火魔人我Zに乗りこむ。

「水月さんは?」
「妃と笛の契約を結んだ守護神だ───必ず追いかけてくるだろう…」
「笛の、契約?」

ニッと笑って陛下はコツン、とヘルメットを重ねた。

「君が、すごいってこと」

水月さんとの別れ際が思い出される。

「正直、働きたくなくて」
「…は?
いえ、働くというのは
やりたいやりたくないの問題では」
「…朝、起きたくないんです」
「いやいやいや、そんなこと悲しげに言われても!」

困った人だ…と思いながらも
水月さんは
「でも、お妃様。
かならずあなたを助けにゆきますから」と言ってくれた。

コックピットに潜り込んで、
「おいで、ゆーりん?」と手招きされ、キュッと抱きしめられると
なんだかとっても安心してしてしまい、それまでのいろいろな気づかれがドットでてきた。


疲れてたんだ。
あっというまにウトウトしてしまい、惑星氾第一衛星水月からの帰りの道中は、覚えていない。

眼が醒めると陛下が相変わらずぎゅーぎゅー抱きしめていて、困った。

だって、へーかのスーツ。
ピッタリすぎませんか?
それ、ちょっと…

恥ずかしすぎます!!!


またギャーギャー、わぁわぁひとしきり文句を言い合いながら
着艦デッキから引き上げる二人。

「…もうっ、へーかなんかっ
嫌いっ!!」

「ゆーりん…、待って?」

ガーンとした表情で、ヘルメットを片手に追いかける陛下を見捨てて、さっさとブリッジに上がろうと、カンカンと足音を立てて走った。

ところが、知らないうちに、水月さんはそこに居て
「お妃様、お待たせしました」声をかけられ、びっくりしてしまった。

水月さん。私よりも先に到着してる…!?

「水月さん!?どうやって?」
「私も、移動手段はありますから…」
そんなふうに微笑まれると、なんだ、そうなんだ、と意味は良く分からないけど納得させられてしまう。


* * * * * * * * * * * *

「夕鈴殿。引きこもりの守護龍、水月をよくぞ改心させてくれました!
よくやりましたね、今回の出張手当ははずみますよ?!」

そういって、李順さんにねぎらわれた。

「あ、でも、ヘーカ。
これで笛で白陽の春を一曲弾きこなす、課題はクリアできましたね!」

「うん。…ちょっと残念だけど」

「…残念?」
私は陛下の反応が微妙でちょっと不思議だった。
でも李順さんはホクホクと嬉しそうに答えた


「水月の吹く祝福の白陽の春のエネルギーは、
白陽艦隊で使用されている波動エネルギーを生み出す魔歌(まがうた)なんです。
これで、燃料エネルギーに困ることなく暫くはやってゆけそうですよ。

これで、バーンと宇宙の果てまでワープだってできますね!」

燃料に関していつもケチケチしていた李順副提督の言葉とも思えない大盤振る舞いな発言もなされた。


「問題の、パイプオルガンの修理、は?
───水月さんには、パイプオルガン。直せないんですか?」

「私はどうにも感覚派ですからね…。
守護神というのは森羅万象自然のエネルギーを利用はしますが…。
ザックリ申し上げますと、精密に物を動かしたり直したりは苦手です。
それに…細かい図面とか引くのは苦手で。
パイプオルガンというのは目に見えないところにもたくさんのパーツが存在し、オーバーホールともなると、とても大掛かりで各種手がける精鋭たちをあつめ、それぞれの持ち場で仕事を黙々とこなし。最終的にそれを一体化してゆくという、たいへん大掛かりな楽器なんですよ。
全体のバランスを損なわず非常に細かく神経を行き届かすことのできる、かつ几帳面で何一つ妥協せず、誤魔化さず、清廉な心を持つ人物なら、一人。───私は知っています…」

と水月さんにしては長いセリフを吐いた。
───そのあと顔が青くなって、フラリと椅子に横になった。


「水月。その人物の、居場所を教えてくれるか?」

へーかが問うと、水月さんははっきりした口調で答えた。

「緑の惑星柳の、緑深き山々のすそ野の方形の淵に住む、眉間に皺を寄せた…
非常にめんどくさい男───」

(え? ひじょーにめんどくさいおとこ、って、どういう意味?)
と一瞬ひっかかり?が浮かんだけれど、陛下も李順さんも一向にこだわる様子を見せなかった。

陛下がスクリーンをすっと指さして、モニターに表示された宇宙海図が陛下の指先の動きに的確に反応する。
「惑星、柳」と音声認識のとおり、スクリーンにチカチカとある衛星が点滅し、指先で払うとその衛星のアップが表示される。

母星、白陽の懐かしい故郷とよく似た、緑豊かな惑星、柳星のようすに、思わず見とれてしまう。

「かなり遠方、ですね」

「―――よし!
李順、ワープだ!」

「それでは、さっそくワープエンジンの調整にとりかかります!」
李順さんがヘーカに確認を取る。

「…どれくらいで調整可能だ?」

「…そうですね。早く見積もって、半月───いや、三週間程度お時間をいただければ」

「え?
すぐ、行けないんですか?」

「夕鈴、ワープ・ドライブはですね。
光速を超える速度での宇宙航行を可能にするFTL (Faster Than Light) 技術でしてね、亜空間の場(亜空間フィールド)によって形成される亜空間バブルで宇宙艦を包み込み、周囲の時空連続体を歪めて艦を推進させるためには、膨大なエネルギーが必要とされる一大事業なんですよ!?…それに、いままでずっと使っていなかったワープエンジンの調整には時間がかかりますし…これからはきっと残業続きの毎日で大変なことになるんですよ!?」


…ちんぷんかんぷんで、李順さんが何を言ってるのか良く分からなかった。

私は学の無い民間人のバイトだから。それは仕方がない。

とりあえず、コクコク、と頷いておく。

ようするに、今までケチケチ運航をしていたこの戦艦白陽では一度も使ったことのない宇宙航行で。
膨大な波動エネルギーを集め、ワープするには少し時間がかかるということね。


* * * * * * * * * * * *

しかし―――
水月さんのマイペースは相変わらずで、
何かあるとすぐにお魚に戻ってしまうことが多い。

お魚、というか───龍、だったのだけど。


戦艦白陽に戻った翌日。
艦内モニターでこっそり居住区を抜け出し、デッキの発艦スペースの方へ歩いてゆく水月さんの姿に気が付いた。

私は思わず小さな声でマイク越しに話しかけた。

「水月さん、…どこ行かれるんですか?
そっちは危ないですよ?」

「私は調子が悪いので、早退します」と丁寧な口調で返事をされた。
「早退?―――」

宇宙空間に浮かぶ、この白陽から。
どこに早退するというのだろう…。

「実家の池の庭の鯉に餌をやりわすれました」
「それ、調子が悪いとかと、ちょっと違いません?」

ブリッジの官制マイクを通して、必死に話しかけたのだけど
水月さんは「…」いつものようにニコと優し気に笑うばかり。

みるみるモニターの中で変化が解かれ、白銀のウロコに覆われた大きなお魚…白海龍が現れた。
隔壁をものともせず不思議な力で通過すると、大きな白海龍は宇宙空間へと泳ぎ出した。

驚いて一瞬目を見張ったけれど、そうだった、水月さんは白海龍の化身。
この白陽国の守護神の一人だったんだ、と思いだす。

宇宙空間の中に吸い込まれるように泳いでいく水月さんの後ろ姿に
「ちゃんと、戻ってきてくださいね?」
聞こえているかわからないけど、声をかけてマイクを切った。

ほっそりとした龍の姿の水月さん。
やっぱりあの日、青い池のなかで見かけた、綺麗なお魚だったんだ、と分かった。

その日の夕方に、また水月さんは小さな龍体姿で戻ってきて、いつのまにか紛れ込んでいた。

* * * * * * * * * * * *

水月さんは、といえば。
その後もあいかわらずマイペース。

ヘーカに対しては、相変わらずビクビク、焦点の合わない瞳だけれど、
それなりに戦艦白陽のクルーともなじんだ様子で、
ときどき笛を吹いてくれたりしている。

そのたびに、李順さんが「エネルギーがまた溜りました」とホクホクするから、水月さんにとっても呑気に笛を吹いていられて良い環境かもしれない。


最初は心配で、心配だったけど、
水月さんも随分ここになれたわね…と思いながら、ホッとした。


ときどき宇宙空間をクネクネとお散歩して飛んで行ってしまうけれど…
その姿はとっても美しい。


* * * * * * * * * * * *

時間があるということは、忙しい人と、忙しくない人がいる、ということで。

李順さんは忙しい人で、
へーかは忙しくない人だった。

今日も、第一ブリッジの指令席の後ろの小部屋に、ちょいちょい、と手招きされて
ついてゆくと「ゆーりん、お茶、入れてくれない?」という。

「みなさん、忙しく働いていらっしゃるのに…!」と言うと

「だって。ワープエンジンの調整の現場に、私がいたらみんなやりにくいだろ?
私ができることは、演技向上の訓練くらいなものだ───
君が気にするのなら、───艦長室に、行く?」

「…ま、ま、まさかっ!!」
本能で、危ない、と感じた。

「うーん。じゃあ、ここで少しだけ、おしゃべり」
嬉しそうにヘーカは私に構い倒す。


「じゃあ、ちょっと。
おしゃべりだけ、ですよ?」

狭い小部屋で、二人の距離はちかくて。
キュンと見上げると、へーかは嬉しそうに私の手をとり、抱き寄せる。

「うん」

あんまり、嬉しそうで、困ってしまう。
何か話題を…

「あの…もし、水月さんが同行してくれなかったら
私が生贄になってたんですか―――?」

「そうだね。
活きのいい兎の生贄が必要だったね

…正直、僕は少し残念だけど」

「ど、どうして!
へーかが残念がるんですか?
酷いじゃないですかっ!」
キッと向き直る。

「…え?だって
白陽の春、の代わりの
生贄、でしょ?

―――せいぜい、私を楽しませてくれ、と
期待しちゃだめだったかな?」

怪しい色をたたえた陛下の視線に、思わず目を伏せる。

「だ、だから、それって…」

不穏な空気に、おもわずもじもじとする。

「うーん。でもまぁ…李順がいると。儀式って分かっていても、いろいろうるさいよね~」
ぽふっと、私の背中に手を回して抱きしめ、密着度が上がる。

「はあ?」
ぎゅうぎゅうと押し戻して抵抗をする…が、むなしい努力だと思わざるを得ない。

「へ、ヘーカ!
ち、近いですっ!」

「やっぱり。いつ水月がいなくなるかも分からないから。
年には念を入れて
手とり足とり、いまから練習―――する?」

「あの…」

「本当の、妃、の役と―――
その生贄の―――」

「い、い、いい加減にしてくださいっ!!」

バタン!!
カッカッカッカッカッカ…


陛下の、バカバカバカ…!
人のこと、からかって~~~!?


私は真っ赤になった顔を見られたくなくて。
走って逃げた…。


* * * * * * * * * * * *


失われた故郷、白陽を救うため、急げ、宇宙戦艦白陽!


白陽滅亡まであと785日。
あと785日しかないのだ───

君は生き残ることができるか…!






(水月編 おしまい)




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