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Fullむんっさまからの贈り物[宝物殿]

Fullむんっさまから、贈り物をいただきました。

[日記] 祝 オリンピック開催都市決定! (09/08) ネタとリンク。


わたくしだけで楽しませていただくのは勿体なく

Fullむんっさまのご快諾もいただけましたので
掲載させていただきます。


--------------
時事ネタ?をひとつ。
誰がダレかは、判るよね(笑)
どうぞ、お納め下さいm(_ _)m

※※※※※※※※


始まりました、第一回白陽杯「お掃除種目」決勝戦。
この優勝者が、白陽国代表として、オリンピックに出場する事になります。


さあ!いよいよ「雑巾がけ三種競技」が始まります!

第一コース、ウサギさん。
第二コース、ヒツジさん。
第三コース、オオカミさん。
第四コース、モモンガくん。

位置について…  よーい…  だぁん!!


各選手、一斉にスタートしました!
まずは「書棚雑巾がけレース」、
王宮各所にある書棚の雑巾がけです。

オオカミさん、持ち前の長身とリーチを生かして、一番上の奥まで楽々手が届いています。
が、どうも拭き方が雑なようです。 なかなかクリアの旗が上がりません。

ウサギさん、小柄なために踏み台の用意に手間取りましたが、手際が良い! あっという間にオールクリアです!

ヒツジさんは、さすが姑!
奥の奥、隅の角も拭き残し無し!
ウサギさんと変わらないタイムでクリアです!

モモンガくんは… ?
何やら棚の奥に入り込んで、中々出て来ません。 お~?何やらニヤニヤしながら出て来ましたよ~?


続いて「バケツ水運びレース」です。
先程使った雑巾をすすいだバケツ水を、井戸まで行って、汲み替えて来ます。

ここは力仕事、やはり男性陣有利か?
おや、オオカミさん・ヒツジさんは力任せに運ぶせいか、水をこぼしています。
これはイケナイ!戻ってこぼした水を拭かないと、クリアできません!

ウサギさんは、ゆっくり目でも慎重に、水を溢さず運びます。

おっと!ここでモモンガくん!
仕事柄でしょうか? 歩いた形跡すら残しません!
ん"ん"?! 何でしょう?観客席の方から殺気が?!ブルル←


最後はやはり「雑巾がけレース」です!
王宮の回廊を巡り、いち早く大広間に辿り着いた選手が優勝です!


トップは… ウサギさん!
ここまで手際良く、且つ慎重にレースを進めて来ました。
い~いスタートダッシュです!

続くは… 何とモモンガくん!
いつの間に追い上げたのでしょう?!
ウサギさんに、追い付くか?!

オオカミさん・ヒツジさんは、もう追い上げる気無しか?
余りスピードアップする気配がありません!

… っと?
ウサギさんの後ろ姿を見た、オオカミさん? ナニかスイッチが入ったのでしょうか?
猛然と、追い上げ始めましたぁ!
これは早い!

速くもモモンガくんに、追い付いたぁ!

一息先にコーナーを曲がったモモンガくん! オオカミさんが迫る!
おぉっと! オオカミさん!眼力でモモンガくんを弾き飛ばした!!
凄い技です!!!

さあ! トップのウサギさん、最終コーナーを曲がって、大広間前の直線に入りましたぁ!
追い上げるオオカミさん、更にスピードアップ!
逃げるウサギさん!
追い縋るオオカミさん!

オオカミさんが迫る!
後1m ! 50cm ! 10cm !
あぁっ!!
ウサギさんの真後ろに迫ったオオカミさん! 何と鼻先にウサギキックが、入ったぁぁぁ!!
これはイタイ!

その間に、ウサギさんが広間の扉を開けた!!

ゴォォォーーール!!!
パァン!パンッ!

優勝は・・・
ヒツジさん?!?


これは一体、どうした事でしょう?!


「フッ。 競技内容は雑巾がけで
『回廊を巡り、いち早く大広間に辿り着く』事でしたね?
コースの指定はありませんでしたので、私は最短コースで来たまで。
皆さんは、トップのウサギさんを追いかける事しか、考えなかった様ですねぇ?」
トレードマークのメガネを上げながら、涼しい顔でのたまいます。

「ヒツジさん、優勝おめでとう。
いや、君が代表になって、本当に良かった。
もし、ウサギさんが代表になったら、私も着いて行かねばと、思っていたが、
君なら一人でも安心だ。
最終強化合宿から、本大会までザット3ヶ月、心置きなく行って来てくれたまえ。」
ニヤリと笑う、オオカミさんが言いました。

「え?」

「あ、政務の方は心配しないで?
優秀なメンバーが揃っているからね?
さ、ウサギさん。
うるさいヒツジさんがいない間に、ゆっくりいっぱいイチャイチャしようね!」

「「やられた~~~!!!」」



その後のオリンピックには、白陽国から「お掃除種目」の参加は、二度と無かったとか。

今は昔のお話、だよ。ゆーりん(笑)


*
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慎さま素敵絵+コラボ [SSS] プレゼント

慎さまから素敵絵をプレゼントしていただきました。

本当にすごくきれいな絵で、メールをあけた途端、
感激してしまいました。

ほんとうに、ありがとうございます。

130912慎さまからのプレゼント




ささやかなSSSを 慎様に捧げます。


* * * * * * * *
SSS プレゼント
* * * * * * * *

しゃらん…と
垂れ幕の鈴がなり、え、と顔をあげると
そこにはあの方の笑顔があった。

「夕鈴?」

「陛下!?
今日はご政務でお忙しく、来られないと伺っておりましたが…」

「ああ。
だが少し、
よいか?」

「…では、お茶でも…」

「いや、このまま、少し庭に」

そう言って、いきなり抱き上げられた。

え?

女官さんたちがニコニコしながら、後ろに続く。

いつものように抱きかかえられたまま、王宮の庭の方へ連れて行かれた。

赤や黄色に美しく色づいた紅葉が、大きな池をぐるりと縁取り、水面に映りこむ紅葉と真っ青な空の対比が夢のように豪奢で美しかった。



「綺麗ですね…」


「お誕生日、おめでとう」


「え?」

「お誕生日、なのだろう?」

「…それを、なぜ?」

「…フフ」


おおかた、この間届いた青慎からの手紙、ね?

陛下が読んで、読んでとせがむので。

―――私の誕生日のところは読み飛ばしたはずなのに…。


陛下は私を抱き上げたまま、
ゆったりと紅葉で燃える庭を散策した。

クルリクルリと散りゆく紅葉。

足元はびっしりと敷きつめられた綾錦で美しいじゅうたんのようだった。

胸がいっぱいで…



風に舞う紅葉…



私も、いつか散りゆく。

私のために与えていただいたこの時間と
美しい光景は、忘れません


目に映る光景を瞳の奥に閉じ込めようと
ぐるりを一生懸命みていたら


「そんなに、きれい?」


「え。…だって。
こんな素敵な光景、もう二度とみられないから。
今しっかり見て、大切な思い出にします」


「…」





陛下は、私のその言葉を聞くと押し黙ってしまわれた。


そのとき風に舞った一枚の紅葉がハラリと飛んできて


陛下はすっと、指でつまむように空中でその一葉を手にされた。


まるで、陛下の手の中に納まるために舞い落ちたように…
音もなく、不思議な光景だった。




「散りゆく数多の紅葉の中にも、
ときに人の手に留まり
愛でられるものも、ある」

そうつぶやくと

私の唇にその紅葉をツイと当て

え?と思う間もなく

葉の反対側から陛下の唇が重なった。



カアァァっと赤面した。


「おや、ここにも
見事な紅葉が…」

そうおっしゃり、笑み崩れる彼の御方の目は、とても優しかった。



「この稀有な紅葉は。

来年も、再来年も…

いつまでも愛で続けたいものだな」








あの時の一葉は

いまもしおりとして大切に。




私の何にも代えがたい、お誕生日プレゼント。



(おしまい)

はっち様からのプレゼントSSS

白友はっち様から素敵プレゼントが…!!

お誕生日にあわせてSSSを送ってくださいました。

…感激です。


お題は
「陛下と夕鈴ゴッチンコ入替りハプニング」

わたし一人で楽しむのはもったいないので…

はっち様より

 > 煮るなり焼くなり好きにしてください(笑)

とお預かりしておりますので…。
さっそく。




* * * * * * *



「夕鈴」

「っ陛下!?」

突然背後から声を掛けられた夕鈴が驚いて
勢いよく振り向いたその先には
夕鈴を抱きしめようと身をかがめた陛下が居て・・・

“ごちんっ☆”

ものすごい音がして陛下と夕鈴の額同士がぶつかった。

「「いった~~~」」

2人ともぶつけた額を両手で押さえうずくまった。

「ゆ、夕鈴大丈夫?」

「は、はい。なんとか・・・」

「・・・ん?なんで僕が目の前にいるの?」

「・・・・・え!?わ、私?」

そこでようやく二人は異変に気が付いた。
お互いが自分の姿をその目に写していることに・・・・・

しばらく呆然と互いの姿を眺めていたが
先に陛下(姿は夕鈴)がはっと我に返った。

「ええっと、どうやら今の衝撃で入れ替わっちゃったみたいだね」

「えええ!そ、そんなぁ・・・」

冷静におずおずと微笑む『夕鈴』(小犬陛下)
わたわたと慌てている『陛下』(夕鈴)

いつもとは違った光景が後宮の夕鈴の部屋にひろがっていた。

「でもまだ2人きりの時でよかったね」

「え、ええ、まぁ・・・そうですね」

冷静な『夕鈴』の様子になんとか落ち着きを取り戻した『陛下』

「それでこれ、どうしようか・・・」

「う~~ん・・・
 あ!そうだ!もう一回同じようにぶつかってみたら
 戻るかもしれません。では早速!」

そう言うと『夕鈴』の肩をがしっとつかんで
『陛下』が勢いよく“ごちんっ!!”と互いの額をぶつけた。


・・・・・・・・・・・・・


「・・・・もどりませんね」

「うん、戻らないね・・・」

何度かチャレンジしてみたが一向に戻る様子がなかった。

「はぁぁ、とりあえず。浩大!」

ため息をつき、『夕鈴』が大声で浩大を呼んだ。

「なぁに?お妃ちゃん」

するとすぐに顔を出した浩大が『夕鈴』へと呼びかけた。

「・・・私は夕鈴ではない。黎翔だ」

「へっ??何言ってるの、お妃ちゃん」

「本当なのよ、浩大・・・」

その話口調と姿かたちは一致しない・・・

「えっと・・・、こっちが『陛下』でこっちが『お妃ちゃん』?」

浩大が順に『夕鈴』、『陛下』と指差しながら
そう尋ねると、二人はこっくりとうなずいた。

「・・・・・なんでまたそんなことに?」

「実は・・・」

『陛下』からすべての事情を聴いた浩大は信じられないといった面持ちで
2人を見つめていたが、その表情を見て納得するしかないと思った。

(『あの』お妃ちゃんにこんな冷たい目ができるわけないな。
 それに・・・陛下がこんな潤んだかわいらしい目をするわけない。
 あああ、寒気がする・・・)

「それじゃあ後宮の陛下の部屋に李順さん連れてくるよ」

「ああ、頼んだぞ」

浩大は来た時と同様、言葉通り目にもとまらぬ速さで去って行った。



・・・・・・・・・・



「陛下!夕鈴殿と中身が入れ替わったというのは本当ですか!?」

急いでやってきてそのまま口にする李順に『夕鈴』が答えた。

「ああ、残念ながら本当だ」

「はぁぁ・・・仕方ありませんね。
 それでは陛下には侍女たちに怪しまれないよう
 夕鈴殿のふりをして後宮で過ごしていただきましょう。
 そして夕鈴殿、あなたには陛下の代わりに
 謁見にご出席いただきます。」

「はい!?
 な、なにをおっしゃっているのか意味が分かりません!」

「狼陛下のふりをして黙って玉座に座っていた頂ければ結構です。
 よろしいですね?」

「お、狼陛下のふりなんて無理です!」

「無理でもなんでもやっていただきますよ」

「でも・・・」

「無事やり遂げたら特別手当を出して差し上げます。
 よ・ろ・し・い、ですね?」

「は、はい!」

李順の暗い影に気圧されて
勢いよく返事をするしかない夕鈴なのだった。



・・・・・・・・・・・・



次の日、謁見がなんとか無事終了し、
『陛下』は後宮の『夕鈴』の元へと向かう。

するとその途中、庭園に『夕鈴』の姿を見つけた。

「へ、夕鈴!」

「まぁ、陛下」

声をかけてきた『陛下』に『夕鈴』は
常にはない色気を漂わせながら振り向いた。

「っ!」

日頃の自分にはない色香に当てられた夕鈴が
さっと人払いをして、ぼんやりとしながら
『夕鈴』の姿を見つつ徐々に近づいてゆく。

と、『夕鈴』の表情に見惚れていた『陛下』が
小石につまずき・・・

「っきゃ!」

「夕鈴!危ない!」

とっさに『陛下』に駆け寄り抱きとめようとした『夕鈴』だったが
相手は鍛えられたたくましい体つきをした成人男性、
こちらはまだ大人になりきっていない華奢な少女。

抱きとめられるはずもなく・・・

“ごちんっ☆”


「「いった~~~~」」


まるで黎翔が夕鈴を組み敷いているかのような体勢で
二人は転がり、それぞれ額を抑えてうめいた。

「ゆ、夕鈴、大丈夫?」

「はい・・・なんとか。
 ってあれ!?もどって、る?」

今度は夕鈴が先に気が付いた。
黎翔の瞳に映る自分の姿を見て。

「よ、よかったーー!」

驚いて固まっていた陛下に夕鈴が抱きついた。

「ゆ、ゆうりん!?」

「元に戻ってよかったですね!陛下!」

「・・・うん、そうだね」

喜びすぎて自分が今どんな状態なのが
夕鈴は自覚していない。

この状況に気が付いた時にどんな反応が待っているのか
青ざめる黎翔なのであった。






-----

はっち様、
いつも本当にありがとうございます。

すごく、すごくうれしかったです。

心からの感謝と愛をこめて。



*

とんとんさまからのプレゼントSSS

白友とんとん様から、バースディプレゼントとして素敵なSSSをプレゼントしていただきました。*^-^*

わたし一人で楽しむのが勿体ないので
とんとん様のご了承を得て公開させていただきます

私の大好きなお花が出てきます。
二人とも片思いで、…ちょっと切ないけどあったかくて優しいきもちになる素敵なSSSをありがとうございました。


では、お楽しみくださいませ。


--------


いつも通りに侍女さんに起こされて、身支度を整えて寝所から出ようとしたときだった。

目に入ったのは、淡い桃色に、緋色のような赤。そして白色。

「・・・これは・・・?」

部屋のあちこちに飾られたそれに目を丸くしていると、にこにこと笑顔の侍女さんが説明してくれた。

「陛下からのご指示でご用意いたしました」
「陛下の?」
「はい。そして今日はこちらでご一緒に朝餉をとられるとの事です。すぐにご用意いたしますので」

そう言い残すと、手早く支度にとりかかってしまった。

もともと、私の部屋には花が飾られることは多い。
それでも、今日のこの花はそれほど王宮に相応しいような雅なものではないはずだ。
だって畑や野原に自生することもある、所謂野の花だもの。

もちろん、王宮で用意されたものだから、葉の形や活けられた様子をみれば巧みな技術で用意されたことがうかがえるけど・・・・

わざわざ、そんな花を用意するって、やっぱり・・・・・


そんな事を考えているうちに、朝餉の支度は整って陛下が渡ってみえる時間になった。

「おはようございます。陛下」
「我が妃は今日も愛らしい。花の中に埋もれる姿はまるで妖精のようだな」。できれば私の手元から飛び立たないように、縫いとめておきたくなる」
「~~~」


朝から甘さ全開の言葉に、食べる前から胸が一杯になりそうになってしまう。
真っ赤になって俯くしかない私に、陛下はさりげなく席につくように促してくれた。

「あの・・陛下。お花ありがとうございます。とても綺麗ですね」
「ああ。君のために用意させたんだ。土をつけたままのものも多いから、あとから庭にうつすといい」
「そうですか。では、今日が終わっても楽しめますね。まだ暑いので、こんなに沢山拝見できるとは思いませんでした」
「この花は、今日、君に贈らなければ意味がないからな」


そう言った陛下の真っすぐな視線を受けて、もう一度私の頬は熱くなる。

今日でなければ、意味がない。


その言葉は、今日と言う日がどんな日なのか陛下が知ってみえるということ。
それに気付いて、嬉しくなると同時に少し、辛くもなる。

だってそれは、演技だから。

周りに寵愛を見せつけるための演技だもの。
本物じゃないもの。

勘違いしちゃだめ。期待しちゃだめ。



それでも・・・・・


「陛下・・・」

私の呼びかけに、陛下が少しだけ首を傾げた。

「あの・・・私も、差し上げたいモノがあるんです」


『情人節』から半年たった今日は、部屋にあるこの花を添えて贈り物をして愛を確かめあう日。

陛下がそれをしってみえるなんて思わなかったから。
本当はさりげなく渡すつもりだったのに。

借金をかかえた臨時妃が、国王陛下に相応しいものを用意する事なんてできなし。
せめて、と考え抜いて用意したのは刺繍を施した手拭くらい。
男の人にはあまり合わない花だから、なるべくシンプルになるように図案を考えて、目立たないように柄の中に盛り込んだ。

『陛下を想う妃』を演じて渡すものだけど。

・・・すこしだけ。そこに紛れ込ませた本当の気持ちに、気付いてほしいのか、きづかないでほしいのか。

自分でもわからない。




☆9月14日は「コスモスの日」
バレンタインデーからは半年目の今日は、コスモスを添えてプレゼントを贈り合い愛を確かめあう日だそうです。

・・・・お祝いなのに片想い話って・・・(苦笑)


-------

私が白陽国SNSに入国したのは、まだ半年前で。
おずおずと顔を出すのに勇気がでるのに、それから2か月くらいはかかりました。

今もほそぼそ白陽国SNSの隅っこで暮らさせていただいておりますけれど
本当に参加して本当によかった、と思っております。

立ち寄ってくださる皆様に、
あたたかい拍手やコメントをくださる皆様に。

そして、
とんとんさまに、感謝と愛をこめて。


*

kyanaさまからのプレゼント

白友kyanaさまから
素敵な誕生日プレゼントをいただきました。

李順さんに褒められて…
夕鈴がすっごくかわいい*^m^*

まさかこのオチは李順さんも…


快く公開をご諒承くださいました kyanaさま のご厚意で掲載させていただきます。

どうかお楽しみください。


 20130914kyanaさまからの誕生日プレゼント

*

ゆいまま様からのプレゼント

白友のゆいままさまが、
素敵なプレゼントをくださいました。


誕生日のお祝いにと、


「陛下がものすごく困るお話」というリクエストに
こたえて書いて送ってくださいました。


とってもかわいらしい素敵なお話です^^

わたしだけで楽しむのはもったいないので、
ゆいまま様のご諒承いただきみなさまにもお裾分けさせていただきます。



それではどうぞ!

**********

いつもより早く政務が終わり、夕鈴の元へと向かう。

「今日はお早いお越しですが、お仕事の方は大丈夫ですか?」
案の定仕事を残して来たのではないかと心配され、苦笑する。
大丈夫だと説明するとホッとした表情を浮かべ、ようやく「お疲れさまでした」と微笑んでくれた。

しかしその微笑みがいつもとなんだか違うような---違和感を感じた。
けれど「すぐにお茶を淹れますから」と言って準備を始めた夕鈴を見ていて、その違和感を気のせいだと思い込んでしまった。

**

「夕鈴、今日は何して過ごしていたの?」
夕鈴の淹れてくれたお茶を一口飲んで、いつも通り他愛ない会話が始まる。
僕にとってとても幸せな時間。

「今日は老師の所へ行って掃除をしようと思っていたのですが、明日紅珠が来ることを思い出して、部屋で読み物をしていました。」

読み物---あぁ、氾紅珠が書いているという長編恋愛小説か・・・。

毎回新作を持って来ては夕鈴に一番に届け、感想を聞かれるから必死に読んでいると言っていた。
夕鈴は真面目だから、きちんと読んで感想を伝えているのだろう。

「夕鈴、氾紅珠の小説なんか真面目に読まなくてもいいんだよ?毎回感想を聞かれて大変でしょ?水月に言って止めさせようか?」
僕は氾紅珠に振り回されている夕鈴が心配だからそう言うけれど、きっと君は・・・。

「いいえ、大丈夫です。恥ずかしながら、今まで恋愛には縁がありませんでしたから、あれを読んでお妃演技に役立てたいと思います。」

やっぱり君は断るよね。相変わらず僕のお嫁さんは仕事熱心だ。

けど。
---・・・あれ?

先ほど気のせいだと思い込んだ違和感が、再び蘇ってきた。

僕に甘えてくれない夕鈴。予想通りの返答だったのに、なんだろう、この違和感は。

分からないけれど感じる違和感。

その正体が知りたくて、夕鈴をじっ・・・と見つめる。

「??どうかしましたか?陛下。」
不思議そうに問いかける夕鈴はいつも通り可愛いのだけど。

僕は椅子から立ち上がり夕鈴の傍へと向かう。そして夕鈴をひょいっと抱き上げると夕鈴は「ひゃっ!」と言いながら僕の首に腕を絡める。

「もう、陛下ったらびっくりするじゃないですか。どうしたんですか?突然。」

いつもなら真っ赤になって暴れるのに、今日は大人しくしている。

---やっぱり何かおかしい。

至近距離で見つめても夕鈴はコテンと首を傾げるだけ。

---おかし過ぎる!!

夕鈴を片腕で持ち直し、首に回された腕を外して手を握った。
その時ようやく気がついた。

夕鈴の身体が異常に熱い事に。

・・・これは・・・。

「夕鈴、寒気しない?」
「そういえば、今夜は冷えますよね。」
「関節とか、痛くない?」
「少し痛いですけど・・・昨日掃除をし過ぎたからですよ?」
「眩暈とか、大丈夫?」
「あれ、そういえばさっきから視界がグラグラと---。」

そこまで言って、夕鈴は僕の腕の中できゅーっと目を回して気を失った。

**

「ただの風邪ですじゃ。少し熱は高いが2~3日安静にしておれば大丈夫ですわぃ。」
夕鈴の診察を終えた老師は、薬を作らせる為に薬師の元へと向かった。

「疲れが出たのでしょうね。バイトはもちろん休んで構いませんので、ゆっくりしていて下さい。」
珍しく優しい言葉を掛けて、李順も出て行った。

「え、陛下看病すんの?寝込み襲っちゃう気ー??」
相変わらずの浩大には小刀をお見舞いして追い出してやった。

ようやく2人きりになったところで、夕鈴が申し訳なさそうに謝罪してきた。

「陛下、ごめんなさい。風邪なんて引いて迷惑を掛けてしまって・・・。」
熱が高い為頬もほんのり紅い。そして涙目で見つめてくる夕鈴に、今度はこちらが眩暈を起こしそうになる。
もちろんそんな気配は見せないけれど。

「そんな事気にしないで。夕鈴は元気になることだけを考えていたらいいんだから。今夜は僕が看病してあげるから、ゆっくりお休み。」

夕鈴の事だからきっと「移っちゃいけないから、陛下は戻ってください!」と言うだろうけど、僕は折れるつもりはなかった。大事なお嫁さんが風邪を引いたのだから、看病をするのは夫である僕の役目だ。

けれど、夕鈴からの返事は意外にも違った。

「陛下が私の看病をして下さるのですか?・・・今夜はずっと傍に・・・?」
そう言って控えめに僕の袖を握ってきた。

夕鈴のいつもと違う行動に、相手は病人だということを忘れて手を出してしまいそうになる。
しかし何とか自分の理性を総動員する。

「あぁ。望むなら片時も離れず傍にいよう。君は私の愛しい妃なのだから。遠慮は無用だ。」
夕鈴の苦手な狼陛下で対応すれば、きっと驚いて逃げていくはず。
そう思ってあえて狼陛下で言ったのに。

「嬉しいです。---とても。」
ふにゃっと笑い、そのまま眠りについてしまった夕鈴。
手は袖を握りしめたまま。
今この瞬間、この部屋には誰もいない。

浩大の言っていた軽口が、笑えなくなってきた。

・・・これはまずい。

相手は病人。しかも誰よりも大切にしたい大好きな女の子だ。
まだ想いも伝えていないのに、ここで暴走しようものなら確実に嫌われて実家に帰ってしまう。

それだけはなんとか避けたいのに、夕鈴がいつも以上に可愛すぎる!!

困った。これは本当に困ったことになった。

これ以上傍にいれば僕は何をするか分からない。
しかし傍にいてほしいと言われ、握りしめられた袖はそのまま。
そんな彼女を一人置いてここを離れることなど出来るはずもなく。

・・・・・・・・・・。

だらだらと嫌な汗が流れる。
どうすればいい。

ここで黎翔は閃いた。

そうだ、2人きり、という状況を止めればいいんだ!!

いつもなら願ってもない状況だが、今回は諦めよう。それで全て丸く収まるはず!!

しかしそう上手く事は運ばなかった。

李順は珍しく早々に帰宅し。
浩大と老師は酒に酔い潰れ。
妃が臥せっている状態で安易に侍女は傍に呼べない。

---どいつもこいつも役立たずめっっ!!!!

イライラしながら次の案を考えていると、夕鈴が目を覚ました。

「んっ・・・へーか?」
目を擦りながらこちらを見上げる夕鈴が少し子供のようで、今までイライラしていたのが嘘のように消えていく。そんな自分に思わずふっと笑ってしまった。

「夕鈴、気分はどう?」

夕鈴の額に手を当てていると、夕鈴がその手の上に自分の手を重ねてきた。

夕鈴の予想外の行動に、思わず目を瞠った。

「陛下の手・・・大きくて冷たくて・・・気持ちがいいですね。」

夕鈴はまだ熱でぼぅっとする意識の中、ぼんやりと黎翔の顔を見つめていた。

私はバイトで、陛下は絶対手の届かない人。
本当はこんなに優しくしてもらう事すら許されない。

近い将来、この手は他の誰かのものになるのも分かってる。

けど、今だけ。
---今だけは・・・。

「陛下・・・傍にいて下さいね・・・」

そう言って夕鈴は再び瞼を閉じ、すぐにすぅすぅと眠りについた。


一方黎翔は---。

これは一体なんの罠・・・?

いつもと違う夕鈴の言動に、延々と悩まされる事となった。


**** おしまい *****



いつもよりちょっぴり大胆に甘える夕鈴と
ついぐらりと理性が傾きかける陛下の自分との闘いが…
とってもいじらしく(?)

でもとっても陛下らしいなぁって思いました。


やさしい残念陛下
愛しています^^

ゆいまま様、ほんとうに素敵な作品をありがとうございました!


*

[宝物殿]とんとん様より【天使と悪魔】1

11月9日のとんとん様のお誕生日にイラストを送らせていただきました。

せっかくなので『再掲載にあたり、元の作品を私のブログでご紹介させていただけませんか』とお願いしたところ、こころよくとんとん様がご諒承くださいました。

そういうわけで、とんとん様の「天使と悪魔」シリーズより第1話を、皆様にご紹介させていただきます。


可愛い悪魔ちゃん夕鈴と、エセでエ■な天使陛下をご堪能ください。

では、どうぞ♪




とんとん 作
初出:07月26日 21:43
* * * * * * * * * * * * * *
天使と悪魔 【休日デート①】
* * * * * * * * * * * * * *



「どうして・・こんな所にいなくちゃいけないの!」
ピンク色のグロスを塗った唇から漏れ出たのは、不満だらけの言葉。
それを告げられた当の本人は、全く応える風でもなくにこにこと笑顔を返した。

「え?だって約束したよね?今日一日僕の言う事に従うって」
「~~~だからって!」
叫ぶと同時にどんっと拳をテーブルに叩きつける。
その勢いでテーブルの上のカップが揺れて中身が零れてしまった。
すぐさまエプロン姿の店員がふきんを持って駆けつけてきた。

「大丈夫ですか?」
「ありがとう。大丈夫です」
にっこりと爽やかな笑顔をむけられて、瞬時に店員の少女は真っ赤になった。
「あ、あ、新しいお茶をすぐお持ちしますから!」
「そんな・・貴女の様な気のつく素敵な店員がいて、この店に来てよかった」
その言葉に店員はうっとりとした表情になり、目の前に座っていた相手は苦虫をつぶしたような表情になる。

「――――この、エセ天使」
店員が去ってからポツリと呟いた言葉に、今度もまた笑顔がかえってくる。
「嫌だな?僕はちゃんと天使だよ?エセだなんて・・・・本物なのは君が良く知ってるハズでしょ?だから・・・・僕の事を狙ったんでしょ?」
「~~~そうよ!だから、さっさと約束守りなさいよ!」
「じゃあ、君も約束守ってくれなきゃ」
「守ってるでしょ!あんたの言うとおり、ちゃんとこんな格好で、こんな場所で、ちゃんとあんたにつきあってるじゃない!」
先ほどよりも強い力で拳が再びテーブルに叩きつられた。

「――うん。よく似合ってるね。その格好。いつもと少し違ってるけど、それも又魅力的だよ」
「~~~~~」



『大天使の翼を一枚奪ってくる』

それは、仲間とした売り言葉に買い言葉の喧嘩からだった。
散々お前の様な半人前の悪魔には天使の側に行くことも無理だ、と鼻で笑われて、ムキになって言い返しているうちにそんな約束をしていた。

几鍔め!見てなさいよ!どんな手を使っても絶対天使の羽もぎ取ってあいつの目の前に付きつけてやるんだから!!


そう意気込んで天使の領域の天界に忍び込んだ。
もとから、それほど力のある悪魔じゃないことは自覚している。要領も悪いし、お人好しで悪魔らしくない悪魔だってことくらいはわかっていた。どの天使が自分が適う相手だとわかることもできないので、一番最初に出会った天使に挑もうと決めていたのだ。

―――やっぱり、相手を間違えたかしら・・・


じとり、と相手を睨みつけても、やはり全く応えることなく、相手は優雅に新しく届いたお茶を飲んでいた。


「・・・本当に、あんたにこの下界で一日付き合ったら・・・羽、くれるのよね」
「やだなあ。約束したでしょ?仮にも天使は嘘つかないよ?」
「本当ね?」
「―――君は、本当に悪魔らしくないね」

なんとなく顔をあげたら、相手はじっと自分を見つめていた。
その赤い瞳が、昏い光をたたえているようで、一瞬背中に悪寒が走る。
「な、なに・・・?」

不意に指をとられる。
その行為の意図が分からず呆気にとられながらその動きを見つめていると指先に温かい何かが触れた。

「!!!」
「―――君の様な悪魔がいるのなら・・・堕ちるのも悪くないかなとか思ってしまいそうだよ」



や、やっぱり、このエセ天使――――!!!


自分の指先に唇を押し付けたままそう呟いた相手に、心の中でそう怒鳴りつけることしかできなかった。


131109-b02




エセ天使がエロ天使になりそうになりました。
えっと
ほのぼのデートはどこですか(泣)




とんとん様の天使悪魔パロ、いかがでしたか?


続きはWebで → 白陽国SNS とんとん様の日記「悪魔と天使シリーズ」へ 

*白陽国SNSは会員制。ご入国登録ください。
怖くないわよ? ←なんだか兎臭いもとい胡散臭いですね。


*

[宝物] さくらぱんさんからのギフト

白友で、花の四阿 ブログを運営されていらっしゃる さくらぱんさま から 素敵なギフトをいただきました。


作者様に快く掲載のご許可をいただきましたので
ご披露し、幸せのお裾分けしたいと思います。

こころに染みわたる素敵なプレゼントをありがとうございました。

さくらぱんさまに感謝をこめて。



では、どうぞ。





 【詩文】「地上の星」  ※狼陛下関係なし

さくらぱん 作



私の手の中には、宝物がある

それは、数え切れないほどの清い心
それぞれが、それぞれに
綺麗な耀きを放つ 私を守る地上の星

ほんのちょっとのことで、零れてしまうこの星を
大事に抱え 手のひらの中で、星たちの声を聞く

“悲しい過去を振り返らないで……未来を見つめて”

“ひとりで頑張らないで……
 一人じゃないよ。ここにいるよ。”

“頑張って、大丈夫だよ。
 ……あなたを応援しています。”

“あなたを必要としている手が、あなたには見えませんか?
 私は、あなたを必要としています。”

“癒してくれて……ありがとう”

“楽しかったよ……ありがとう”

“……ありがとう”

“ありがとう”

ともすれば、掻き消される小さな声は、私の心を暖める。

――――まっすぐ支えてくれる。

時に……叱咤激励し

時に……温かく見守ってくれる

友という心強い光

――――言葉に出来ない

この想いが

また私を暖めてくれる

強くしてくれる

大切にしたい宝物。



この世界が好きです。

皆さんが、大好きです。

こちらこそ 感謝しています。

私こそ 感謝の言葉を伝えたい。

友であるあなたに

“ありがとう”と感謝をこめて


麻杉慎さん挿絵「地上の星(さくらぱんさん)」.jpg

(絵:麻杉 慎 さん) クリックで拡大
 







すてきな言葉のギフト。
ひとつひとつかみしめて。

[宝物]ダリ子画伯とコラボ? SS黎翔さんの霊障

すみません。おやじギャグで派生しました。

そもそものいきさつです。

白陽国SNSの白友さんのダリ子画伯のプロフで
少し前から素敵な陛下が…微笑んでくださっております。


はい、こちらです。陛下どうぞ。

ダリ子さんより頂き物「黎翔さんの冷笑」 

実際のダリ子さまのプロフアイコンは
gifアニメ仕様になっており

 …ふっ と笑うんです。


タイトルが「黎翔さんの冷笑」ということで

たまりませんね、この…




ついつい
おやじギャグが次々と浮かび

黎翔さんの冷笑?

黎翔さんの霊障

黎翔さんの0勝

…老子の労使環境。

…労使関係ないし、もう何が何だか。


そうしましたら、かの画伯が
「これがよい」と、ススとお指し示されまして

『SSを書くがよい』と天啓が…。



というわけで、 軽くおひとつ。




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【恋人設定】

* * * * * * * * *
黎翔さんの霊障
* * * * * * * * *


霊的障害、略して霊障。

このところ夕鈴は、夜寝るのをなんとなく怖いと思い始めていた。

夜ぐっすり寝ているはずの自分に、ボンヤリした黒い影が覆い被り、じっと見つめられているような気配を感じたり、時には低い 囁き声を聞いたり…。

つい昨日も、夜フッと意識が浮上したとき暗闇の中から、双眸がじっと自分を見つめている。───重苦しく恐ろしいほどの寒けが…。
思わず布団を頭からかぶろうとしたが手足が動かない。
(…金縛り?)と思ったとたん、今度は身体を引きずられ地の底まで連れて行かれそうになった。
夕鈴は必死に助けを求める…。

「───陛下っ…!
助けて!」


パタリ、と闇の気配が止む。

そうしてそのまま、何事もなく静寂の闇に包まれた。


恐ろしい一夜が明けた───翌朝。

いそいそと国王が朝から後宮に出向き
「妃。
一緒に朝食でもどうか?」という。

朝早く訪れた主の姿に、周りで頭を下げていたお付きの侍女たちからニコニコと大輪の笑顔が花咲いた。

黎翔はさりげないそぶりで、人払いをする。

「陛下がいらっしゃるの、一週間ぶりですわねっ!」
「しっ! 静かにしていなさいっ!」

下がった侍女たちは頬染めて小さな声で話しあった。


二人っきりになった途端、
夕鈴が涙ぐみながら、タタタと小走りに近づく。

「…陛下っ!!
昨日…すっごい怖いことがありましてっ!!」

自分の襟元に必死ですがりつき、涙目で見上げる愛しい妃を抱きしめようと、
黎翔は手を広げた、が…

ぎゅっと、抱きしめられる…そうことを期待した瞬間、
夕鈴はえ? と黎翔を見返す。

黎翔は棒立ちになって、妃に困った顔で。

「…あ? しかし
今、私たちは、喧嘩中だった…か?
…君に触れる許しを、
まだもらっていない」

キューンと垂れさがった耳としっぽ。

夕鈴は大きな目で、コクコクとうなづく。

「だいじょうぶ?」
黎翔はそおっと、開いた腕を閉じ、鳥が羽で包むように彼女を覆った。

「…とっても。怖かったんです」
抱きしめられた夕鈴は、珍しく甘えた。

「うん、もう大丈夫」

「ほんとですか?」

「うん。」
嬉しそうに答える黎翔。

暫くずっと抱きしめ、軽く口づけを交わしたお二人は。


「ずっと言いたかったんだけど
───ゴメン」

「私こそ…陛下に失礼なこと いってしまいました」

「じゃあ、仲直り?」

「はい。
…寂しかったです」


「ぼくも。
君に嫌われたかと思って
本当に、すごく辛かった…」






いちゃいちゃするお二人を。
遠くから観察中の二つの影。


「霊障を解決する方法はのう。
一つは傷ついた幽体(ハート)を修復すること。
もう一つは、根本の問題である霊障の原因を取り除くこと、じゃ」

「張のじーちゃん!
こういうのって、デバガメっていうんだぜ?」


「いやー、ラブラブじゃのぉ~~~
ふぉふぉふぉふぉ♪」



(おしまい)

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ダリ子様、素敵な陛下の掲載を快くご諒承いただきまして、ほんとうにありがとうございました。
これからもよろしくお願い申し上げます。



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[日記]慎さまの素敵絵ギフト

今日は一日スケジュールがみっちりでした。

メールを開けてみると、ほっとするプレゼントが舞い込んでいて
嬉しくなってしまいました。
疲れた心と体を癒す、素敵絵をご紹介。


麻杉慎さまより、
先日ご紹介”さくらぱんさん作 詩文「地上の星」”
オリジナル挿絵を頂戴しました。


麻杉慎さん挿絵「地上の星(さくらぱんさん)」.jpg

(絵:麻杉 慎 さん)
 クリックで詩文掲載ページへジャンプ 





既に掲載中の
[宝物] さくらぱんさんからのギフト ページで
詩文と絵、一緒に掲載させていただきます。

素敵な詩文と絵のコラボに癒され、またとっても温かい気持ちになりました。

とっても素敵なイラストを、本当にありがとうございました。


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コラボしました~ byさくらぱんさん

白陽国SNSの白友のさくらぱんさんの
大キリ番を踏み増して
12月24日のお誕生日にほんのり絵をプレゼントしましたところ
その絵に文章をつけたコラボをしていただきました。

このような無茶ブリの絵にどうお話がつくか…とドキドキしましたけど、
さくらぱんさんが楽しく可愛らしい現パロ作品に仕上げてくださいました。



【中編】学パロ「会長と私」、「会長と私2」を続けて一挙掲載。

では、どうぞ♪

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【宝物】とんとんさんからのプレゼント

2013年05月27日に 白陽国SNSの白友「とんとんさま」のお宅の 44444番目を踏ませていただいきました。

リクエストを受けていただけるということで
「白い詰襟姿にサーベルの黎翔さんと
 矢絣・袴・ブーツのハイカラ夕鈴で
 いじらしいラブラブが読んでみたい、です…」
と無茶ブリしてしまいました。

白い詰襟の黎翔さんと
ハイカラ夕鈴に

 ∑はううっ… な 作品が届きました~~!!



【少尉と女学生】



三部作の大作に仕上げてくださって感謝・感激!!

とんとんさまならではの
コミカルでキレのよいお二人。

ご相伴いただければ幸いです。





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とんとん さんのプレゼント
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いきなり鼻先に突き付けられた物を、黎翔はしげしげと眺めた。
丁寧に折りたたまれ和紙でできたそれは、おそらく手紙なのだろう。

そうやって手紙を渡される事は初めてではなかった。
自分の容姿が、異性の目を引き付けるものだと言う事は自覚している。資産家の跡取りだという身分と、海軍中尉だという立場も手伝ってか、物心ついた時からそういう誘いは決して少なくない。

ただ、目の前の少女の様子は今までと少し、いや大分違う気がした。
恥ずかしげに伏せられるか、潤んで窺うように見つめてくるはずの瞳は、睨まれているといったほうがいい程の強い光を宿している。ともすれば誘う様に息づくはずの唇は、きつく結ばれたままだ。強いて言えば、白い頬にさす赤みが同じかもしれないが、それは羞恥によるものではなく怒りによるものにも見える。

「・・・これは?」

普段なら聞くことなくあっさりと受けとっていたものをそう聞いてみたのは、目の前の少女の反応が不思議だったからだ。

「見てのとおりよ!」

再びずいっと持っていた手紙を差し出して、少女は叫んだ。

「――果たし状よ!!」
「果たし状?」

少女の言葉に手紙へ視線を落とせば、確かにその表面には黒々とした墨で『果たし状』と書かれていた。
流麗とは言えないかもしれないが、勢いのある字体は目の前の少女の性格を露わしているかのようだ。

「・・・君とは初対面だと、思うのだけど?」

矢絣の着物に臙脂色の袴。編上げのブーツを履いた少女は、どこにでもいそうな『ハイカラさん』と揶揄される今風の女子学生といったところだろか。
飛びぬけて美人というわけではないだろうが、強い意志を秘めた大きな瞳が印象的だった。ただその瞳は相変わらず自分を睨みつけているままなので、笑ったら可愛いいだろうに、とふと現状に相応しくない事を頭の片隅で考えていた。

「私と貴方は確かに初対面よ。だけど!貴女は私との勝負を受けてもらうわ!」
「・・・何故?」
「自分の胸に手をあててよく考えなさい!逃げるなんて許さないんだから!!」

少女はそれだけ叫ぶと、黎翔の胸元に果たし状を押し付けて踵を返してしまう。
栗色の髪を左右に揺らしながら去って行く姿を、黎翔は黙って見送った。




「――何がおかしい」
視線を少女の去った方向に向けたままで黎翔が呟いた。その背後の建物から、一つの影が現われる。
「・・・やられたねえ、少尉」
「うるさい・・・お前か?彼女を取り次いだのは」
「いやあ。堂々と詰所で『珀黎翔中尉に会わせて下さい!』て直談判してるのに鉢合わせたからさ・・少尉に懸想にしてるって風じゃないなあ、とは思ったけど・・・果たし状とはねえ。何やったんすか?少尉」
軍服姿のお腹を押さえながら側にやってきたのは、小柄な青年だった。幼くもみえる悪戯っ子のような表情で笑いを必死に噛み殺している。そんな様子に黎翔の眉間に深い皺が刻まれた。
「・・・知らん」
「え~そういう風には見えなかったけどなあ」
「・・・心当たりがない・・・浩大、調べてくれ」
黎翔が差し出した少女からの果たし状を受けとった浩大は、それを広げながら未だに口元に笑みを浮かべていた。
「ふうん・・・御丁寧に名乗ってくれちゃってるのか」
そこには、少女の名前と連絡先がきちんと明記されていた。それだけに少女の意気込みが感じ取られる。
その名前を眺めながら、浩大が呟いた。

「――汀 夕鈴・・ねえ・・一体どんなお嬢さんなんだか」




指定された場所は、果たし状の場には相応しいと言える河原だった。

「逃げずに来たのね」
「女性との約束は守る様にしているからね」
黎翔の言葉に夕鈴の眉根が寄る。

「・・・・貴方のその女ったらしの性根叩き直してあげるわ」
すっと構えたのは長い柄に反りのある刀身の薙刀だった。初対面の時とおなじ女学生姿だが、たすぎがけをし、動きやすくするためか、ブーツではなく足袋に草履を履いている。
「勇ましいね・・・でも、女ったらしという呼び名は心外だな。女性にそんな態度をとった記憶はないんだけど?」
「誤魔化さないでよ!アンタがあの子を弄んだ軍人だってことは調べがついてるんだから!」
「それこそ記憶がないなあ」
「あの子が軍服姿の男の人と会ってたのは私だってみかけてるわ。その白い軍服姿をね」

黎翔は思わず自分の纏っている軍服に視線を落とす。白い生地のそれは海軍のそれで確かどこに居ても目を引くだろう。
「・・・それだけでは僕だという証拠にはならないんじゃない?」
「きちんと珀黎翔という海軍少尉だっていうのも本人からちゃんと聞いてるんだから!!神妙に成敗されなさい!」
叫んだ夕鈴が薙刀を振りおろしたが同時だった。かなりの勢いで振りおろされたそれが頭上に落ちる寸前で、黎翔がするっとその身をかわす。

「――まだ、話の途中なのに、せっかちなお嬢さんだね」
「っ!」
あっさりと交わされたことに驚きながらも、すぐさま夕鈴は次の一撃となる突きを繰り出した。
それも寸前のところで交わされる。
勢いが付きすぎて態勢を崩した夕鈴が、慌てて足を踏ん張った。そのまま振り向きざまにもう一打を突きだすが、みたびそれを交わされてしまう。
「~~に、逃げ回るなんて卑怯よ!ちゃんと打ち合いなさい!その腰にさげているのは飾りなの?」
「婦女子に手をあげるような教育はうけてないんだよ。特に君の様に可愛らしいお嬢さんにはね」
「~~~」
黎翔のどこかからかいを含んだ言葉に夕鈴の頬が赤くなる。すぐさま、気を取り直すように黎翔を睨みつけてきた。

「そうやって、散々乙女心を弄んだんでしょ!あの子に謝るまで、許さないんだから!」
「・・だから、全く心当たりがないんだけど?」
「じゃあ、引きずってでもあの子の前に連れて行って謝らせてやるわ!」
今度は助走をつけながら、黎翔へと薙刀を突きだす。
「おっと」

助走をつけたせいか今までよりも早い速さで繰りだされた刀身を、黎翔は身をよけながら掌で左へと流した。
「!」
そんな黎翔の反撃は予想外だったのか、夕鈴は大きく態勢を崩してしまう。今度も倒れないようにと足に力を込めたのだが、砂利のある河川敷のため、草履がすべって夕鈴の体は倒れ込んでしまった。


「いっ・・・」
起き上がろうとした夕鈴が、そう小さく声をあげる。倒れた時にひねってしまったのか、足首に痛みが走った。
「大丈夫?」
かけられた声に顔をあげると、少し心配そうな表情の黎翔が手を差し出している。

「~~決闘相手に情けなんてかけないで!」
夕鈴が黎翔の手を払いのけて睨みつけると、黎翔が小さく溜め息をついた。
「・・・・強情だね」
「敵の手なんか借りな・・つっ~~」
一人で立ち上がろうとした夕鈴だったが、足の痛みにもう一度顔をしかめて蹲ってしまう。
「痛むんでしょう?ほら、捕まって?」
「平気よ、構わないで!」
「・・・・ほんと、強情なお嬢さんだなあ」
「ほっておい――きゃあっ」
文句の途中で悲鳴をあげてしまう。
膝裏と背中にまわされた黎翔の腕に、軽々と抱きあげられてしまったからだ。

「お、降ろして!何するのよ、触らないで!」
「・・・暴れると落ちるよ?」
暴れる夕鈴の体をあっさりと押さえ込みながら黎翔が告げる。そのままくるりと踵を返した黎翔に、夕鈴は必死に抵抗を続けた。
「降ろして!降ろしなさいってば!女性に許可なく触れるなんて非常識じゃない!」
「足を怪我した女の子を、放っておくほうが非常識だと思うけどね」
「~~~いいから!降ろして!」

「――夕鈴?」

不意に二人以外の声が河川敷に響いた。
その声に夕鈴がそちらを振り向くと、自分達にむかって歩いてくる影があった。
一人は少女で、一人は黎翔と同じ軍服姿の若者だった。

「――夕鈴?どうしたの?」
先に駆け寄って来たのは、夕鈴と同じ位の年頃の少女だ。黎翔に抱きあげられた夕鈴へと心配そうに尋ねてくる。
「あ、え・・あ、こ、これは」
少女の登場に夕鈴はにわかに慌てだした。
「ち、違うの!これは私が足をひねったから・・そ、それでこの人が勝手に!」
「ひねった?大丈夫?あ、私の家がすぐそこなんです。手当をしますので、そこまでお願いできますか?」
「ああ・・李順、彼女の荷物を頼む」
黎翔の言葉は、少女の後からやってきた青年にむけたものだった。眼鏡をかけた若者は小さく肩を竦めながらも頷いて、夕鈴の落とした薙刀を拾いあげる。

「ちょ、ちょっと待って!こ、この人のことはどうするのよ!」

未だに黎翔に抱かれたままの夕鈴が焦ったように声をあげた。
歩きはじめていた3人の足が止まる。黎翔を先導するよう歩いていた少女が不思議そうに振り返った。
「この人って・・・夕鈴、この軍人の方がどうかしたの?」
「・・・・え?」
今度は夕鈴が不思議そうな声を上げる番だった。

「どうしたのって・・だって・・あんた・・この人・・・」
失礼にあたる行為だということも忘れて、夕鈴は自分を抱きあげている黎翔を指をさした。
「この人・・あんたの相手の珀・・少尉・・でしょ?」
「・・・・・え・・?」
「だ、だって!あ、貴方、珀黎翔少尉なんでしょ?この子と付き合ってた!」
「ち、違うわ?黎翔様は、この方じゃないわよ?」
「ええ!?」



「――おっまたせ~ってあれ?取り込み中だった?」
新たな声が河川敷に響くのは2回目だった。そして前回のようにそこに居た全員の視線が声の方向へと向けられる。
「・・・浩大、遅い」
「すんませーん。なかなか口割らない強情もんだったんで・・・ほい、こいつでしょ」
黎翔の問いかけにそう軽く返事をしながら、浩大が背後にいた青年を押しだす。
浩大に押されて、よろけるように前に出てきたのは、やはり同じように軍服姿の若者だった。黎翔と同じような黒髪の青年は顔をあげることなく下をむいたままで、その顔色は青ざめてた。
新たな軍人の登場に、夕鈴は状況が全く読めず訝しげ表情になる。何が一体どうなっているのかさっぱりわからなかった。


「・・・黎翔様・・・」
泣きそうな声で少女が呟いた。
その涙を浮かべた瞳は、まっすぐに俯いたままの青年へと注がれていた。
「・・・え?」
思わず夕鈴は、自分を抱きあげている黎翔と、友人である少女、そして黎翔と呼ばれた青年を見比べる。
「え?え?・・・ええ?!」

河川敷に、夕鈴の素っ頓狂な叫び声が響いた。




辺り一面に甘い香りが漂っていた。
「はい、3匹ね、お待ちどうさん」
「ありがとう」

店主から袋を受け取った子供たちが、嬉しそうに顔を綻ばせて去っていく。
その様子を店先に置かれた椅子に腰かけてぼんやりと見ていた夕鈴のもとに、影がかかった。

「――お待たせ」
頭上から声をかけられて、弾かれるようにして夕鈴は立ちあがった。が、以前ひねった足に鈍い痛みが走って思わずよろけてしまう。
「おっと・・大丈夫?」
黎翔の力強い腕に抱きとめられる形になってしまい、夕鈴は頬を赤くしながらも慌てて態勢を整えた。
「す、すみません」
謝る夕鈴をさりげなく椅子へと導きながら、黎翔はその隣へ腰をおろす。今日は軍服ではなく私服なのか白いシャツに黒いズボン姿だった。

「怪我、まだ治ってないんだね。捻挫は癖になるからきちんと完治させないと駄目だよ」
「・・はい・・・」
優しい口調で諭された夕鈴は、か細い声で返事をした後は俯いた顔を上げようとしない。
先日の威勢のよい彼女の、うってかわったしょげかえった様子に黎翔は苦笑いを浮かべるしかなかった。

「まだ気にしているの?気にしないでいいよ、って言ったのに」
「いえ!あ、あの・・・・ほ、本当にごめんなさい・・私の早とちりで、ご迷惑をおかけして・・」
細い肩をさらに竦めるようにして、夕鈴は先日と同じ謝罪の言葉を口にした。
「君のせいじゃないでしょ?一番悪いのは、僕の名前を騙った彼であって、君はお友達の為に行動しただけだったんだから」
「でも・・きちんと確かめもせずに、勝手に乗り込んで関係のない貴方に迷惑をかけたのは私ですから・・・」

夕鈴の友人の相手は、あの時浩大が連れてきた若者だった。
彼は少尉である黎翔よりも下の階級の下士官で、異性の注目を集めるために黎翔の名前と身分を騙ったのだった。
当然そんな輩が本気で夕鈴の友人と付き合っていた訳もなく、偽りがばれる前に友人の前から姿をくらましていたのだ。

「あの子はもう大丈夫?嘘がわかって大分傷ついたみたいだけど」
「あ、はい・・でも、もともと遊ばれていたんじゃないか、って気付いてたみたいなので。いい社会勉強になったって言ってました」
「・・社会勉強か。女性は逞しいね」
「あの・・・そちらは、結局どうなったんですか?」
「彼の行動は軍人として、というより男として許される行為ではなかったからね。それなりの罰はうけてもらったよ」
「罰・・・」
その言葉をなんとなく繰り返した夕鈴に向かって、黎翔がにっこりと微笑んだ。
「―――君達は、そんな事知らなくてもいいんだよ?」

薄い唇が緩やかな弧を描いた笑顔だったのに、なぜか夕鈴の背筋に悪寒がはしった。
・・・・く、詳しく聞いたりしたら、絶対に駄目な話の気がする・・・・・

「あ、ねえねえ。ここの鯛焼きもう食べた?」
ころりと口調と表情を変えた黎翔が、夕鈴へと話しかけた。
その切り替わった様な真逆な様子に夕鈴は一瞬面食らってしまう。
「え・・と。ま、まだです」
「あ、それはもったいないよ。ここのは美味しいって評判なんだ。すみません。こっちに2匹とお茶ください」

店内にむかって注文する黎翔を、夕鈴は不思議な思いで見つめていた。

・・・・なんだかこの人・・不思議な人・・

時折見せる軍人としての表情と、今の様なまるで小犬のような表情があって、どちらが彼の本当の顔なんだろう?

「はい。どうぞ」

そんな事を考えているうちに夕鈴のまえに、ほかほかと湯気を纏った鯛焼きが差し出された。
「ありがとう・・ございます」
「うん・・・あ~やっぱり美味しいねえ」
にこにこと笑顔の黎翔が鯛焼きへと齧りついていた。
その横で夕鈴が鯛焼きを二つにわると、そこから溢れんばかりの餡が現われて辺りに甘い香りが漂う。

「・・・美味しい」
齧りつけば香り通りの甘味が口に広がって、思わず夕鈴の口元も綻んだ。
「――そうやって、笑っている方がいいね」

不意にかけられた言葉に夕鈴が顔をあげると、先程とは違った笑顔の黎翔が自分を見つめていた。

「薙刀をもった元気な君も魅力的だけど・・そうやって笑っている方がもっと可愛いよ」
「~~~~」

ともすれば口説き文句のような台詞に、夕鈴の顔が瞬時に赤く染まる。


~~こ、この人、絶対女ったらしだ!絶対、絶対そうだ!!

内心でそう叫びながら、夕鈴は赤くなった頬を誤魔化すように鯛焼きに再度齧りついた。


早く食べ終わってこの場から立ち去ろうとした計画が、足の捻挫を理由に再度黎翔に抱きあげられることで儚く崩れる事に、この時の夕鈴には想像すらできなかった。



(終)





とんとんさんの
元気な夕鈴と
少尉の男のお色気には
まいっちゃいますね…^ー^
大好きです。


え?───続き?

うふふふふ。

またキリ番踏んだら、
そのときは続きをおねだりさせてくださいませ。


とんとん様に愛をこめて。

本当にありがとうございました。

m(_ _)m

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【宝物】Fullむんっさまからのプレゼント

いつもお訪ねくださる Fullむんっ さま から、素敵なプレゼントをいただきました。

最初に拝見したとき、
やん、なんだか涙出てきちゃった…。

それは
降り積もる思い出をたどる短編で
お二人が旅してきた二次世界のランドスケープ?
もう少し平たく申しますと『陛下の花園・はとバスツアー』でした。

丁寧に何度も読んでくださり、ありがとうございます。

宝物として手元に置きたいというお願いを快くご了承いただきましたFullむんっ様に感謝。

「タイトルはよしなに」とのことですので
皆様の心の中で思い浮かぶ題名で唱えてくださいませ。



それでは、 Fullむんっ 様 の短編です。 どうぞ^^




「ゆーりん、こっちこっち。」
「へーか。一体どこまで行くンですか?」
後宮の奥の奥、更に立ち入り禁止区域の奥で、国王夫妻が散策中。
「ほら、城壁が見えてきた。後少しだよ。」
「え!? こんな奥まで来てたんですか?」
「うん。今日はどうしても僕のお嫁さんに見せたい場所があるんだ。
ほら、あそこ。円い楼が見えるでしょう?
あれに昇るよ。」
ああ。嬉しそうにシッポを振る小犬が見えますよ、へーか。
城壁の所に、石造りの五丈ほどの高さの楼が建っていた。
「物見台まで、ちょっと高いけど大丈夫?
何なら僕、抱いて行ってあげるけど?」
「だっ大丈夫です!これ位自分で昇れます!」
「ホント? じゃ、行くよ。」
そう言うと陛下は重そうな扉を開けた。
楼の中はひんやりとして、見上げると所々に明かり取りの窓があり、壁に沿って螺旋状に階段が続いていた。
「うわー。外から見るより高そうですね?」
「さあ、行くよ。」
陛下に手を引かれ、長い階段を昇って行く。次第に息が上がり…

「ハア… ハア… へ、陛下… ちょっと 待って…」
「疲れちゃった?おいで。」
言うが否や、陛下は夕鈴を抱き上げ、一気に最上階までかけ上がった。
そこは四方に窓があり、物見台に出る扉が一つ
「さ、外に出るよ?」
扉を抜ける瞬間、軽い立ち眩みを感じ思わず目を瞑る。
優しく手を引かれ、目を開けるとそこには・・・

草原が広がっている?!

「え?えぇ!?
どーなっているんですか!?へーか!!」
「うん。僕にも良くわからないんだけど、面白いでしょ?」
そんな満面の笑みで言われても!何なの?ここ!
混乱しながら振り向けば、楼の窓の向こう側には、後宮の瓦屋根が続いて見える。
「ここね、僕だけの花園?
今まで私の他は、誰も入れなかったけれど、夕鈴ならばきっと大丈夫、って思っていた。
やはり君は私の唯一だ。」
盛大に『?』を飛ばしている夕鈴に向かって妖艶に笑みを向ける。
「ま、細かい事はいーから!
この先に砦があるんだ。其処で一休みしよう!」
嬉しそうに夕鈴を抱き上げ、陛下はスタスタと歩き出した。

「ここね『てすさびの砦』って言うんだ。
上に昇れば、色々景色が見えるよ。」
砦の物見台から見渡すと、更に不思議な光景が広がっていた。
「あっちの山が『包坦山』翡翠の産地だね。向こうに見えるのが『温泉離宮』。あ、『白峯寺』も見えるよ。
こっちの先の方に見えるのが『海棠の郷』と『雪うさぎのカマクラ』。
それにあの辺の川の側の丘にキャンプ場があって、その更に先に見えるのが『人魚の入り江』。」
「雪が降ってるんですか?
え?う、海??!」
「うん。何だか色々混じってるねぇ。」
また楽しそうに笑う陛下。
「近い所だと、そこが『青の庭』に『政務室』?
ああ『妃の厨』もあるし… 最近出来たのが『玉砂利の庭』と『晏さんの庭?』」
「あ、あの。ずーっと向こうに見える、物凄く高い建物はなんですか?」
「ん? ああ、あれは『宇宙エレベーター』だよ。あれに乗ると宇宙ステーションに行けるらしい。」
「『うちゅう』?『えべれぇたぁ』?『すてぇしょん』?????」
もう何だか、夕鈴の理解能力の遥か彼方?

「そしてあそこ。『星離宮』だ。
離宮の上、空を見てごらん?あれが… 」
「あ!あれは判ります!
星離宮で習いました。『織座』ですよね?」
「うん。良く判ったね。」
「はい!北辰と王家の星に次いで重要な星だって。」
やっと夕鈴の笑顔がほころぶ。
「あの『織座』から、時々星が降って来て、新しい『庭』が出来るんだ。
ここは私と愛しい妃の思い出が、沢山溢れている場所だよ。」
「陛下、その『思い出』は楽しかったですか?」
「ああ。苦しい事や悲しい事もあったが… いつも君が側にいてくれたから。
ここの『思い出』は、どれも楽しいものばかりだよ。」
「陛下が笑っておられるなら、私も嬉しいです。」

「あ。ほら、ごらん夕鈴。
また『織座』から星が降る。
私達の新しい『思い出』が増えていくよ。」
「綺麗ですね!
また楽しい『思い出』になりますように…」

おわり


*

[宝物]とんとん様からのプレゼント

白友・とんとん様より、素敵なプレゼントが届きました。

もともと発端となったのは、今年の4月にとんとんさまのSNSの日記に
コメントにちょこっと落とした落書きのイラスト。

それを、とんとん様がお気に召してくださって
今回お誕生日プレゼントにSSを仕上げて贈ってくださいました。

SNSではとんとん様のお宅で
ブログはこちらでの公開、快くご了承いただけましたので
せっかくのプレゼント、皆様にもご覧いただければ幸いです。


では、どうぞ。

140414「重いでしょ?」
-お題になった、落書き-




  <とんとん作>

*****


小さくて白い手が、ぎゅっと僕の衣を掴んでいた。
おそらく手を回したいのだろうけど、彼女の華奢な手には僕の体は大きすぎるだろう。

「――夕鈴、重いでしょ?諦めたら?」
「だ、大丈夫です!まだまだ平気です!」

僕の問いかけに戻ってきた返事は、彼女の強がりが感じ取れる。

全く・・・僕のお嫁さんは負けず嫌いで強情だ。


**

きっかけは、いつものように夕鈴のところへ訪れて、彼女の体を自分の膝に抱き上げたときだった。
何度も行ったことのある行為なのに、夕鈴はいまだに真っ赤になって僕の膝から逃れようと身をよじる。
僕からしたら、抵抗らしい抵抗にも思えない動きを封じこめていると、耐えきれなくなったのか夕鈴から抗議の声があがった。

「~~も、もう降ろしてください!」
「え~ヤダ」
「や、やだって・・・だ、だいたい、陛下はお疲れなんですから、私なんかが乗ってたらもっと疲れが増すじゃないですか!」

そんなことはない。夕鈴の柔らかい体を抱えこむだけで、僕の疲れは癒されるというのに。

「――君が側にいるだけで、私の疲れは癒えるというのに・・それを私から奪うとは・・相変わらず我が妃は、私の心を弄ぶのがうまい」

彼女が苦手にしている狼で、そう囁くと途端に夕鈴が体を固くした。でも、それは一瞬のことで、赤くなりながらも反論を続ける。

「~~~も、弄んでません!い、癒すのなら、私が下になりますから陛下が乗ってください」
「・・・え?」
「さあ!どうぞ!私の上に!」


****


流石に僕の全体重を夕鈴が支えきれるわけがないから、夕鈴に気づかれないようにバランスを分散させながら、彼女の膝に腰かける。
途端に夕鈴が小さく息をのんだのが背中から伝わる。
「ね?無理でしょ?」
「だっ大丈夫です!下町育ちは力仕事だって苦じゃないんですから!」

いくら力仕事に慣れているからといっても、腕力も脚力も関係ないんじゃないだろうか。
全く・・夕鈴はやっぱり、意外すぎる。
過去に、異性に膝を提供されたことが・・・なかったとは言わないけれど。膝枕という一般的な行為じゃない、こんな膝の提供方法は初めてだ。

やれやれ。この頑張り屋さんで強情なお嫁さんは、どうしたらいいのやら。

もう少し体重をかけて重さを増してやれば、流石の夕鈴も音を上げるだろう。

そう思って、少しだけ夕鈴へ体を傾けてみる。

「・・・・っ」

一瞬息が詰まったような気配がした。
そのあと、僕の背中がじんわりと熱くなる。

背の高い僕が膝の上にすわっているから、夕鈴の顔はちょうど僕の背中にあたってしまう。
耐えている夕鈴が荒い息を吐いているんだろう。
それから、僕のお腹に回された夕鈴の腕の力が強くなった。
僕が体重をさらにかけたことで、夕鈴が支えるためにもっと力をこめたらしい。

力を込めて・・・・・僕を強く抱き寄せるような姿勢になる。


背中に感じるのは、夕鈴の熱い息と・・・・椅子とは違う柔らかな感触。
おそらくそれは位置からして・・・・・

・・・・まずい。失敗した。


「―――さ、もういいよね。お終い」
「え?」


ぱっと夕鈴の膝から降りた僕は、目を丸くしている彼女を抱き上げていつものように膝の上に載せて背後から抱きしめてしまう。


「へ、陛下?」
「お終い。お終い。うん。やっぱり、僕、こっちのほうがいいな」

慌てて振り向こうとする夕鈴の体を押さえこんだ。



「陛下!私まだ、大丈夫ですよ?」
「うん。夕鈴が僕を癒そうとしてくれるのは、よくわかったよ。でも、こっちがいいから」


まだ腕の中の夕鈴は納得がいかないようで、いろいろ言っていたけれど、僕は少し赤いだろう顔を隠すためにも、夕鈴を背後から抱きしめる腕に力をこめた。


――全く・・・兎の罠は巧妙で困る。



*

[宝物]風花さまからのプレゼント

先日の誕生日(歳は聞かないで…orz)に、
風花さまより素敵なSSのプレゼントをいただきました。

「(誕生日にあたる日が)〈コスモスの日〉」とのことで、コスモスの贈りものですって(*´ω`*)

私もコスモス、大好きです
ありがとうございました


風花さまのご了承を得ましたので、皆様にもおすそ分けです。
どうぞお楽しみください。

【捏造】【未来設定】


<風花 作>




「えーと…この辺って聞いたんだけど…」

後宮の奥まった庭。
普段はあまり人が近づかない場所に掃除婦姿の夕鈴がいた。
少しごそごそ歩くと、お目当てのものはすぐに見つかった。

「…あった!良かったー」

それを手にすると、すぐさま妃衣装に着替え、後宮に戻った。


夜。


いつもより少し遅い時間に黎翔は後宮へ向かっていた。

本当はもっと早く来られる予定が、緊急な仕事が入り、それの対応をしてからきたのだ。

「夕鈴…」

ポロリと口からこぼれる名前。
前から甘いその音は最近更に甘みを増した。

そう、彼女を手に入れたから。

一時は身を切られる思いで手放した彼女。
でも離れたことは、更に彼女への思いを確信めいたものにし、彼女しかいないと思わせただけだった。

彼女と想いが通じ、周りを黙らせることにも成功した今、心は驚くほど穏やかだ。
…もちろん、彼女の突飛さは変わらず、驚かされることも多いが。



「夕鈴、今戻った」

入口から陛下が現れ、いつものように抱きしめられる。

「陛下!お帰りなさいませ」

赤面してしまうのは相変わらずだが、今は自然とその腕に身をまかせられるようになった。

最近では、侍女さんたちは心得たようにこの時点で部屋を出て行く。

その気配を感じながら、軽く唇に触れる温かさもいつものこと。

そっと顔を離した陛下を見上げると極上の笑みがあって、毎日この笑顔を見られる幸せをかみしめる。

ふと、陛下の視線が流れ、1点で止まった。
ちょっと驚いた顔した後、またぎゅっと抱きしめられた。

「…?どうかしましたか??」

「…うん、同じこと考えたのかなって嬉しくなった」

ゴロゴロと懐かれた後、陛下から小さな細長い箱を渡された。

「はい、夕鈴に。これは返品不可だよ?開けてみて」

長椅子に導かれながら、箱を開けてみる。

「…わぁ!綺麗…」

箱の中に入っていたのは赤い秋桜の簪。
花がいくつか散りばめられたそれは、豪華ではないが、上品な艶がある。

そして今日は、夕鈴の部屋にも摘んできた赤い秋桜が飾ってあった。

「…気に入ってくれた?」

「はい!…でも…無駄遣いはダメですよ…?」

こんな時でもついつい出てしまう自分の癖が恨めしい。

わかっているらしい陛下は苦笑しながら髪にそれをさしてくれた。

「…そういうと思ってちゃんと控えたよ。ちょっとしゃくだけど、李順の許容範囲内だから。…似合うよ。可愛い」

「…ありがとうございます…」

確実に耳まで真っ赤だ。

「本当は夕鈴には桃色かなって思ったんだけど、やっぱり赤をあげたくてね。でも…当たりだ」

満足そうに陛下が笑う。

「私も、陛下にご用意したんです」

部屋に飾ってある赤い秋桜の隣に小さな包み。
その包みを持ってきて陛下に渡す。

私はそんなに立派なものは用意できない。
用意できても、それは私の力じゃないから。
私は私なりに、等身大のものを。

そう思っても本当にささいすぎて涙が出てくるが…。

「手巾…?もしかして手作り??」

「はい…こんなに綺麗なものをいただいておいて本当になんか申し訳ないんですけど…一応布から選んで刺繍して…」

もごもごと伝えていると刺繍をみた陛下が呟くのが聞こえた。

「…狼と兎が並んでる…約束、覚えていてくれたんだ」

以前、狼と兎を裏表に刺繍したお守り袋をあげたとき、言われた言葉。

『次は並んでるのがいいな』

陛下も覚えていてくれたことが嬉しくて、思わず笑みを浮かべた。


この手巾の2匹のように、どうかいつまでも2人でいられますように。


おしまい。
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心温まる素敵なSS
風花さま、ありがとうございました♪


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秘密の苑・刺青の男[織座舎]陛下の花園へようこそ。”狼陛下の花嫁”の二次創作作品を綴っています。足跡などお気軽に残していただければ嬉しいです。【新刊】秘密の苑・刺青の男パラレルアンソロジーパラレルアンソロジーとらさんで取扱。【お詫び】拍手コメ御礼お休み中です。本当に申し訳ありません。お返事ご希望分はコメント欄へm(_ _)m

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